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思いの募り

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いわゆるエッセイをまとめたものです
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#エッセイ

【エッセイ】壊れるほど憎む

こんな夜に相応しい,誰かが忘れた記憶を呼び覚ます
壊れるほどに自他含む総てを憎んだ過去
あまりにも強すぎて,今でもリアルに付き纏う,強く,強く,未だ癒えぬまま皮膚に心に刻まれた傷
破壊と祈りのこと



世間が騒ぐ。流行り病に世間が騒ぐ。そのうち何に騒いでいるのか分からなくなる,固体と固体のぶつかり合いはまるで猿みたいで,何かに操られているのかそれとも己の意志なのか,何もわからぬまま,何かを守る

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【日常的な】軽く生きることか?

【日常的な】軽く生きることか?

 日々の情動。フレームの外から。
誰もがたずさえている負のエネルギー。どこから来たのか、いつの間にか胸中に居座っているぞ。くすぶって、くすぶって、じわじわとこころをヘドロのようなものにしてしまう。仕方のないことなのだけども。
 自らを痛めつけて無惨なかたちにしてしまうのもイヤだが、最悪なのは、外界にその負のエネルギー弾をぶつけてしまうこと。要は八つ当たりである。さいあく (←もしかしたら

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【日常的な】おだやかな空気感で

 退屈なので限りなく脱力した文体で書きます。あえて (あえて)、論理展開を念頭におかずに文をつむぎます (あえてです、読みやすさを犠牲にします。よしなに)。

 人は、何に対して牽かれるのでしょう。その多くは、芸術品と呼ばれるものに対してなのでしょうか。現代においては音楽、漫画、小説、この辺りですかね。
 しかし別にこう始めておきながら、本noteで芸術論めいたものを語りほうけたい訳ではないで

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【日常的な】心

心。人の奥に在る (らしい) 箱。不思議な空間と満たす水。
心。寂しくなったりつらくなったり、痛くなるもの。
心。脳とは違う (違わない) 、私と同一であり、私を象り、私を突き動かすもの。
心。異常性の感知と恒常性の継続及び隠蔽。

多様な呼び方、印象を抱く“心”。
分かっている。知っている。そんなもの (: 心) などない。
むかしむかしの

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【日常的な】「哲学をくれよ」

 日々はうつろう。それ以上もなくそれ以下もない。
 今回は、自分なりの"詩"の創作法 (メソッドというよりも、どのような過程で詩という形を成していくか) について書き記す ("哲学"の話をするわけではありません。タイトル詐欺ではありません。どうか。)。

 「よし!詩を書こう!」という積極的な意識でもって詩を書き始めることは、まずない。なにか、霧のような異形に後ろをぐいぐい押されるように、むずむず

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【日常的な】言葉

 先日の日記にて、「朝に日記を書くことはナンセンス」と書いた。

 果たして本当にそうなのかと、日をおいて火を置いて眺めていた。
 日記といえば、その日 (零時から二十四時までの24時間) わが身に起きた諸々を記すものである。そのため、朝という一日の始まりの時間帯に書くことはナンセンス、もとはそういった文脈であった。
 しかし、ぼぅっと灯を眺め考えていた。星は流れ、雲は落ち、自己を3周ほどしたとき

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【日常的な】上澄み

【日常的な】上澄み

 たまに日記を書こうという気が起きる。でも気が起きるだけで終わる。実行に移されることはない。0%。日常がHAPPY ENDに終わる可能性に等しく。
 どうしてやる気が起きないのだろうか。雪が舞うが如く分析する。

日記を書こうとする時間帯による影響
日記を書く時間帯は、当然ながら夜になる (朝に書く日記というのはナンセンスである。たぶん)。
→夜は眠たい (当然である)。
→よって書く気が起きな

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【日常的な】脳が持ってかれる感覚についての

・「脳が持ってかれる感覚」、これについていろいろ書く。母親的俯瞰でもってみると、なんだか危なげな文字列である。この文字列だけを眺めただけでは、この感覚を理解できないだろう。ということで少しだけ説明。

・なんのことはない。ごはんを食べ終わった時にそんな感覚がするのである。たいていこの世に存在するものなら食べた後にそんな感覚がする (この世のすべての食べ物を食べたことがあるわけではないのでこの文は偽

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