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Vol34 地方就職はココが難しい!就活準備編①

都市圏の大学では、地方に就職を希望する学生が増えていると聞きます。
一方で、地方就職を希望するが、求人情報が見つからないといった問題もあります。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ LO活(Local+就活)の現状

「LO活」とは、『Local+就活』の意味で、地方就職を考える若年層を応援する厚生労働省のプロジェクトです。

東京有楽町にあります「ふるさと回帰支援センター」の2020年の移住相談者の年代別表があります。

2020年、20代以下が全年代の19.9%を占めています。、2013年が8.9%でしたので驚異的に伸びていることになります。
ちなみに、30代は過去最高の30.5%になりました。40代以下で相談者全体の74.1%に達ていることがわかります。
直近でも、株式会社マイナビ「2022年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」では、新卒で地元就職を希望する人の割合が増加傾向にあるとしています。


実際に、学生の約6割が地元(Uターン含む)就職を希望しているとするデーターもあります。
こうした背景には、デジタル社会により地方の求人情報が得やすくなったことと、就活面接のオンライン化が進んでいることが挙げられます。

ちなみに、パーソルテンプスタッフ株式会社「地方人材還流促進事業」(LO活プロジェクト)事務局で、地方就職の情報を発信しています。

LO活-Local+就活|地方への就職を考える若者を応援する“地方就職”情報発信サイト (mhlw.go.jp)

2⃣ 両親の同意をもらう


地方就職をするのであれば、第一歩は両親の同意を得ることからです。 「大学を出て一流会社に就職してほしい」と言うのは、多くの両親の思いです。
 さらに、出来ることならば、「自宅から通勤してほしい」と言う思いもあります。
 そこで、地方の企業に就職を希望するのであれば、両親を説得する必要があります。
但し、あなたが地方出身者で、地元就職を考えるのであれば、そのハードルは低くなるでしょう。
地方に就職することで、「引っ越し」「住まい選び」等の準備から、親の負担が高くなることを知らなければなりません。

3⃣ 地方就職する目的(動機)を明確にする


 折角、地方に就職したけれども、モチベーションが続かずに、失敗をする人がいます。
地方就職を目指す学生の中には、在学時にインターンシップ等を通じて、地域との関係を築いてから就職する者がいます。
確かに、何も人脈がなく、就職先との関係づくりが出来ていないよりかは、インターンシップを経由して地方就職を目指す効果はあります。
しかし、短期間のインターンシップでは、その町を深く知ることはできません。
そこで、地方就職を決意した、その目的(動機)がとても大切となります。
就活では「我が社に入社する動機」を聞かれます。
地方就職では、「我が社に入社する動機」に加えて、「地方で働く理由」や「この地域を選択した理由」について、自分に対して説明ができるようにしなければなりません。

4⃣ TOPの画像

最後に私のおススメの移住地をご紹介します。


北海道美瑛町
美瑛町は北海道を代表する観光地です。
美瑛の丘には、ラベンダーだけでなく、チューリップやコスモス、ヒマワリなど四季折々の花が町を彩ります。
又、「セブンスターの木」、「ケンとメリーの木」、最近では「嵐の木」等CM等でお馴染みのPOINTがたくさんあります。
その美瑛でも有名な観光スポットが「青い池」です。
しかし、私のお勧めは「青い池」ではなく「青い滝」です。
正式名称は「白ひげの滝」は、十勝岳連峰の雪解け水によって生まれた地下水脈が岩の割れ目からまるで白く細長いひげのように流れ落ちて、美瑛川の温泉水と混ざることで美しいコバルトブルーに変化します。
町内はレストランなど開業をする移住者が多くいます。
こんな素敵な場所で夢を叶えられたら最高ですよね。

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就活体験記

移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。