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Vol35 地方就職はココが難しい!就活準備編②

都市圏の大学では、地方に就職を希望する学生が増えていると聞きます。
一方で、地方就職を希望するが、求人情報が見つからないといった問題もあります。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ LO活(Local+就活)の現状

「LO活」とは、『Local+就活』の意味で、地方就職を考える若年層を応援する厚生労働省のプロジェクトです。

東京有楽町にあります「ふるさと回帰支援センター」の2020年の移住相談者の年代別表があります。

2020年、20代以下が全年代の19.9%を占めています。、2013年が8.9%でしたので驚異的に伸びていることになります。
ちなみに、30代は過去最高の30.5%になりました。40代以下で相談者全体の74.1%に達ていることがわかります。
直近でも、株式会社マイナビ「2022年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」では、新卒で地元就職を希望する人の割合が増加傾向にあるとしています。


実際に、学生の約6割が地元(Uターン含む)就職を希望しているとするデーターもあります。
こうした背景には、デジタル社会により地方の求人情報が得やすくなったことと、就活面接のオンライン化が進んでいることが挙げられます。

ちなみに、パーソルテンプスタッフ株式会社「地方人材還流促進事業」(LO活プロジェクト)事務局で、地方就職の情報を発信しています。

LO活-Local+就活|地方への就職を考える若者を応援する“地方就職”情報発信サイト (mhlw.go.jp)

2⃣ 職種と住む地域の優先順位を決める



地方就職の場合、「自分のしたい仕事から移住地を選択するのか」、それとも「自分が住みたい地域で就活をするのか」で異なります。
「どちらを優先するすべきか?」に正解はありません。
但し、優先順位を決めてから、就活することが望まれます。
優先順位を決めず、闇雲に進めては、中々、決めることができないかもしれません。

地方就職はモチベーションが大切です。
特に、就職後にモチベーションを保つためには、就職までの過程が大切です。
「何故、この仕事を選んだのか?」「どうして、この地域で就職をしたのか?」
その問いに答えられる、しっかりとした思いが大切になります。

3⃣ 情報収集に努力する



近年では、SNSを使って地方企業の求人情報が得やすくなりました。
しかし、まだまだ地方就職の求人情報を入手することは容易とは言えません。
一番おススメなのは、地方の都道府県等が主催となり、都市圏で開催される就活フェア等に足を運ぶことです。
出展企業は限られていますが、優秀な人材の募集に積極的な企業が集まります。また、事業の拡張等を考えており、経常利益がでている企業が参加していると言えるからです。
そして、企業の担当者と直接話ができ、その場で関係の構築ができるメリットは大きいです。

また、希望する職種にインターンシップ制度があるのならば、是非利用してみてください。
インターンシップを実施する企業から探してみると、比較的、希望する企業が見つけやすいかもしれません。
インターンシップも参加することで、企業の担当者と関係を築くことができ、その地域を知ることも出来るメリットがあります。

地方就職の場合は、情報の収集に力を惜しまないことが大切です。
そして、知らない土地で就職をするのであれば、事前に企業の採用担当者や地域と関係を気付いていると、とても心強いものとなります。

4⃣ TOPの画像

最後に私のおススメの移住地をご紹介します。


青森県五所川原市
青森三大佞武多(ねぶた)の一つ立佞武多(たちねぶた)で有名なのが五所川原市。
太宰治のゆかりの地としても有名です。
高さ約23メートル、重さ約19トンもある山車がお囃子と掛け声で市街地を練り歩く姿は圧倒的迫力です。
この五所川原の私のおススメは、地元と観光客に愛される「マルコーセンター」です。
ここに来たら「のへ丼」を食べるべし。
これは読んで字のごとく、ご飯に刺身をのへ(乗せ)て食べる海鮮丼のことです。
市場内でご飯を注文し、各店舗を回って好きな刺身を購入し、のへ(乗せ)てもらって食べることができます。
この「のへ丼」を食べたら、絶対に幸せな気持ちになれますね。

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就活体験記

移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。