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失敗を恐れないための非常識な考え方

今回の記事は「期待」に関する記事を書こうかと思っていたのですが、
前回の記事にてばーこしさんからコメントをいただいたことで、今回は
「失敗と少しでもお近づきになれる」
そんなお話に急遽方向転換することにしました。

前回の記事とは以下のものです。

そして、
ばーこしさんからいただいたコメントは
以下のようなものです。

シノスケさん、こんにちは😊
シノスケさんの記事にはいつも読んでいて納得してしまいます✨
失敗ってほんと怖いですよね。小さな失敗だと進んで良き隣人になれるのですが、大きな失敗だとなかなか近寄りづらくて疎遠になってしまいます😆笑

このコメントをいただいたので、
「失敗と少しでもお近づきになれる」
そんなお話をこれからしていこうと思うのですが、
正直、「どんな内容にするか」はまったく考えていません。

どんな内容になりますかね?

どんな展開になるかは僕自身わかっていないからこそ、
僕自身楽しみです。

そもそも、
「本当にそんな内容の記事に仕上がるのか?」
と僕自身思っています。

結構脱線しそうだな~、と思っていたり。

さて、どんな内容になるんでしょうね?

では、記事を書いていきます。


さて、もう一度、
ばーこしさんからいただいたコメント(の一部)を
貼り付けておきましょうか。

小さな失敗だと進んで良き隣人になれるのですが、
大きな失敗だとなかなか近寄りづらくて疎遠になってしまいます

おそらくこれって
多くの人が感じていることだと思うんですよね。


小さな失敗であれば、
エネルギーの消費量も少なくてすむため、
気軽に付き合うことができますが、

大きな失敗は、
大量のエネルギーを消耗するため、
気軽に付き合うことは難しいと感じるはずですから。

ただ、面白いことに
「小さな失敗」「大きな失敗」というのは、
人によって異なります。


例えば、プレゼンテーションをする場合。

例)スライドの1枚に誤字脱字があった

これは、「小さな失敗」でしょうか?
それとも、「大きな失敗」でしょうか?

多くの人は
「小さな失敗」と答えるかと思います。

ですが、人によっては、
「なんて大変なことをしてしまったんだ…」
と「大きな失敗」として捉えてしまいます。

完璧主義的な人は、
誤字脱字でも結構大きく凹んでしまう傾向がありますから。

また、
「いや、それくらいよくあることだから、
失敗とも思わないけど?」
なんて人もいるでしょう。


他には、

例)緊張のあまり、発表中に頭が真っ白になってしまい、
まともに話せないまま時間が過ぎて、
プレゼンテーションが終わってしまった


これについてはどうでしょう?

人によっては、
めちゃめちゃ大きな失敗だと感じ、
この出来事がトラウマになって、
人前で話せなくなる人もいるでしょう。

ですが、ある人にとっては、
「よくある失敗じゃん。気にする必要なんてない」
と小さな失敗と感じる人もいるでしょう。

まぁ、おそらく
この出来事を小さな失敗と言える人は、
当事者ではないと思いますけどね。

当事者からすれば、
結構つらい体験ではないかと。

少なくとも僕の周りでは、
人前でまともに話すことができなかったのに
「いや~、やっちゃいました (ノ≧ڡ≦)☆テヘペロ」
みたいなテンションになれる人はいないです(´▽`;)ゞ

こういう人もいないわけではないと思うのですが、
個人的には非常に興味深いメンタルなので、
もしこういう人がいたら、一度話してみたいですね(๑•̀ㅁ•́๑)✧


まぁ、そのように、
「小さな失敗」と感じるか
「大きな失敗」と感じるかは
人それぞれです。


さて、こんな話をしていて
思ったことがあります。

それは、
そもそも「小さな失敗」と「大きな失敗」って何なん?ってこと。


「小さな失敗」と「大きな失敗」とは?

「小さな失敗」と「大きな失敗」というのは、
以下のように考えられるかと思います。


1:影響範囲の大きさ

■小さな失敗
影響を与えるのは、
自分自身や身近な人など狭い範囲。

例)約束に遅刻する、プレゼンで小さなミスをする、料理を焦がす

■大きな失敗
影響を与えるのは、自分自身だけでなく、
多くの人や組織にまで及んでしまう"可能性のある"広い範囲。

例)仕事で大きな損失を出す、人間関係を大きく壊す、事故を起こす


2:回復(対応)にかかる時間と労力

■小さな失敗
比較的短時間で回復(対応)できる。

例)謝罪する、やり直す、反省して再び実行する

■大きな失敗
回復(対応)に時間がかかり、多大な労力を要する。

例)信頼回復に努める、損害賠償を行う、再発防止策の構築


3:心理的なダメージの大きさ

■小さな失敗
立ち直りが早く、比較的ダメージが少ない失敗。

例)恥ずかしい、悔しい、がっかりする

■大きな失敗
立ち直りに時間がかかり、大きなダメージを受ける失敗。

例)自分を責める、自信を失う、罪悪感を持つ


これら3つのうち、
どれか1つでも「大きな失敗」が当てはまれば
それは「大きな失敗」と考えられます。

なので、

  • 小さな失敗:
    「影響範囲の大きさ」
    「回復(対応)にかかる時間と労力」
    「心理的なダメージの大きさ」
    すべてが小さな問題の場合。

  • 大きい失敗:
    「影響範囲の大きさ」
    「回復(対応)にかかる時間と労力」
    「心理的なダメージの大きさ」
    の1つでも大きな問題になった場合。

と言えるでしょう。


そのため、先ほど書いた
「スライドの1枚に誤字脱字があった」
というのが、大きな失敗と感じる人は、

「影響範囲の大きさ」としては、
そんなに大きくないし、

「回復(対応)にかかる時間と労力」としても、
そんなにかかるものではありません。

ですが、
「心理的なダメージの大きさ」が大きすぎたからこそ、
「大きな失敗」として認識してしまう可能性があります。


この3つの要素は、
あくまでも「相対的」なのです。

同じ失敗でも、
人によって受け止め方や感じ方は異なります。

そして、その受け止め方や感じ方が
大きく影響しているのが、
「心理的なダメージの大きさ」です。


「影響範囲の大きさ」も
「回復(対応)にかかる時間と労力」も
客観的なものさしで測ろうと思えば測れます。

「この失敗によって、どれだけの人に影響を与えたか」
「この失敗によって、対応にどれだけの時間と労力を使ったか」
は調べればわかりますから。

ですが、
「心理的なダメージの大きさ」だけは
客観的なものさしで測ることができず、
完全なる主観となります。


そのため、例えば、

  • 完璧主義の人:
    小さなミスでも、深く落ち込み、立ち直るのに時間がかかる

  • 楽観的な人:
    大きな失敗でも、すぐに気持ちを切り替え、前向きに捉える

  • 経験豊富な人:
    過去に似たような失敗を経験しているため、冷静に対処できる

このように、性格や過去の経験、
置かれている状況などによって、
同じ失敗でも心理的なダメージの受け止め方は
大きく変わってきます。

僕たちは性格を変えることはできるし、
経験を増やしていくことも、
置かれている状況の意味合いも変えることができます。

僕たちが大きく変えられる部分は
完全なる主観である
「心理的なダメージの大きさ」だけなのです。

つまり、
僕たちが失敗と「良き隣人」になるためには、
この「心理的なダメージの大きさ」
着目する必要があると考えられます。


ここまで考えたことで、

では、どうしたら
「心理的なダメージの大きさ」を
変えることができるのか?


という質問が出てくるかと思います。

そういう質問が出てくるとは思うのですが、正直な話、
「失敗とはこう向き合った方がいいよ」
と言われている内容のほとんどが、
「心理的なダメージの大きさ」を変えるための話です。

なので、
一般的に言われている「失敗との向き合い方」を
学べばいいんじゃないかな?と。


ただ、一般的に言われている「失敗との向き合い方」で
うまくいかないから悩んでいるんじゃい!!!
って話だと思うんですよ。

一般的に言われている「失敗との向き合い方」というのは、
例えば、

  • 自分を責めすぎない

  • 客観的に分析する

  • 感情を認める

  • 小さな一歩を踏み出す

  • 失敗を成長の糧にする

といったこと。

これらができれば、
「失敗も怖くなくなりますよ」と。

これらは「正論」ではあるんですが…

「それができたら苦労せんわ!!
それができないから悩んどるんじゃい!!」
という方がほとんどなのではないかと。

なので、ここからは
「そのように悩んでいる方向け」のお話をしていきます。


と言えると、かっこいいのですが、
まぁ、そんな簡単な話でもないですよね。

ただ、とりあえず言えることは、
「できることからやっていくしかないですよね」
ということです。

できることからやっていくためにも、
「視点をズラしてみる」といいかなと。

そのためにも、
「エネルギー」という視点で見てみると、
いまできることが見えてきて、
失敗とも向き合えることが増えるかもしれません。

ということで、
「エネルギー」視点で
失敗を見てみましょう。


エネルギーという視点

なぜ、失敗を恐れてしまうのか?

なぜ、「大きな失敗」と捉え、
自分自身に心理的な大きなダメージを与えてしまうのか?

それを紐解くために
「エネルギー」という視点を加えてみます。


僕たちが失敗を恐れてしまう理由は
「エネルギーが足りないから」と言われて
「あ、そういうことか!」とわかりますか?

エネルギーが足りなくなっているときは、
どうしてもネガティブな方向に考えを持っていかれてしまいます。

風邪で寝込んだ経験はありませんか?

風邪で寝込むと、
普段ポジティブな人でも、
ネガティブに考えてしまう、という人もいます。

風邪で寝込んでいる状態は
エネルギーが下がっている状態なので、
つい後ろ向きになってしまうんです。


エネルギーが下がって後ろ向きになるとどうなるか?

挑戦できなくなります。

それはなぜか?

「気持ちが後ろ向きになり、失敗を恐れてしまうから」です。

エネルギーが下がっている状態だと
後ろ向きに考えてしまうため、

「どうせ失敗するだろうな」
「失敗するのやだな」
と思って挑戦できなくなるんです。


だから、失敗を恐れないようにするためには、
まずは「エネルギーを高めること」というのが大切です。

エネルギーがないと、なんにもできませんから。

まずはエネルギーを高めること。

では、エネルギーを高めるために必要なことは?

それは

  • 適切な食生活

  • 適切な運動

  • 適切な睡眠

などがあります。


そして、エネルギーを高い状態で維持するためには、
エネルギーを無駄に使わない必要があります。

エネルギーを無駄に消費することの多くは
「感情」です。

感情なのですが、
エネルギーを使わないために
意識的に感情をコントロールすることは難しいです。

感情というのは、
反射的に、無意識に起こるものですから。

そのため、
感情だけでどうにかしようと思っても、
なかなか難しいものです。

だから、
「パラダイム」を変える必要があります。

「パラダイムって何ぞや?」と思ったら、
以下の記事を読んでください。

「思考を変える」と言っても良かったんですが、
思考で変えられるのは意識的なもの。

そのため、無意識的なものである
感情を変えることは難しいんですよね。


どういうことかというと、例えば、

「失敗は素晴らしいものだ!どんどん失敗するべきだ!」
と頭ではわかっていても、心の中では

「いや、失敗するの怖いやん!
どんどん失敗するべき?何をバカなことを!」
なんて考えていたりしますよね?

その場合、どちらが採用されるか?

それは心の中の声を採用します。

なぜかというと、
意識的な思考の力は20、心の中の声の力(潜在意識)は1100万と、
圧倒的に心の中の声の力の方が強いからです。

わたしたちの潜在意識のなかには1秒間に1100万ビットの情報が立ち上がっているといわれています。

これに対して、わたしたちが日常知覚している(気づくことができる)顕在意識は、1秒間に15~20ビットの情報しか立ち上がっていません。

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イメージとしては、意識的な思考君が
「失敗は素晴らしいものだ!どんどん失敗するべきだ!」
と言っている人がいたとしても、
それについてくるのは20人だけ。

でも、潜在意識的な思考くんが
「いや、失敗するの怖いやん!
どんどん失敗するべき?何をバカなことを!」
と言っていたら、1100万人の人がついてくるわけです。

そしたら、20人の意見よりも
1100万人の意見を採用しちゃいますよね?

そんなイメージです。


だから、いくら思考を変えたとしても、
心の中の声を変わらない限り、

「いや、失敗するの怖いやん!
どんどん失敗するべき?何をバカなことを!」

と考えてしまうため、
それによってエネルギーが奪われてしまい、
感情はネガティブな方向に向いてしまうのです。


「害をもたらすポジティブ思考」というものがあります。

それは、何でもかんでもポジティブに考える思考のことです。

「失敗したぞ!やったね!これで成長できる!」と考えるようにしても、
心の中ではでは、
「失敗してしまった…もうダメだ…」と思っていたら、
心はどんどん病んでいきます。

なぜなら、
「失敗したぞ!やったね!これで成長できる!」
と考えることで心は反射的に

「失敗してしまった…もうダメだ…」と後ろ向きに考え、
エネルギーを奪い、心がどんどん疲れていくからです。

心の中の自分を騙そうとするポジティブ思考は
エネルギーをどんどん奪っていくため、
実はかなり危険な行為なのです。


思考を変えられない。

では何を変えればいいのか?

変えるべきは「思考」ではなく、
「パラダイム」です。

それはつまり、
「失敗は素晴らしいものだ!どんどん失敗するべきだ!」
という「思考」を「当たり前のものにする」ということです。


では、どうやって当たり前のものにするのか?

それはいろんなところで出てくる言葉ですあg、
「セルフイメージを変えること」です。

「セルフイメージ」とは、
「自分はこういう人間だ」と考えていることです。

では、セルフイメージをどのように変えるのか?

それは、例えば、
「自分は失敗を恐れている」というセルフイメージではなく、
「失敗と良い関係を築いている」というセルフイメージを持つ、
ということに変えるということです。

セルフイメージを作るためには
「アファメーション」というのが推奨されることがあります。

アファメーションというのは、
「自分はこういう人間だ!」というフレーズを唱えることです。

例えば、

  • 私は失敗を乗り越える強さを持っている

  • 私は自分自身を許し、受け入れる

  • 私は失敗を恐れない

  • 私は自分の可能性を信じている

など。


ただこれは、
先ほどの「害をもたらすポジティブ思考」でもお話したように、

「私は失敗を乗り越える強さを持っている」と唱えたとしても、
「いや、でも、実際そんな強さはないよなぁ…」などという心の声によって
自分自身のエネルギーを下げていく危険性があります。

それどころか、
「自分には失敗を乗り越える強さはない」というセルフイメージを
強化する危険性さえあります。

なので、ネガティブな心の声が強い人には
アファメーションは合わないのではないかと思うんですよね。

少なくとも、僕みたいに
心の声がうるさい人には合わないだろうなと。

内向型の人には合わないんじゃないかな?


では、アファメーションの代わりになるものは何か?

それは、
「行動すること」
です。

正直な話、
「言葉を繰り返し唱える」よりも
「セルフイメージに合った行動をする」方が
セルフイメージに強い影響を与えます。

だって、実際に行動していれば、
「これが自分だ」と認識しやすくなりますから。


ただ、きっとこう思いますよね?

「いやいや、セルフイメージに合った行動ができないから
困ってるんでしょ」
と。

いや、ほんとごもっともです。

セルフイメージに合った行動ができれば、
苦労しないですよね。

苦労しないのですが…

それができたらどう思いますか?

最高だと思いませんか?

最高だと思いますよね?

では、その方法をお教えします。

では、続きは「有料」で!



…とはならず、
このまま続けていきます。

セルフイメージに合った行動というのは、
「えいやー」でやることさえできれば、
案外簡単にできます。

ただ、それは、
「自分を死の淵に追いやる」
とも言えるので、
エネルギーを高めておかないときつくはなりますが。

どういうことかというと、
「自分はこういう人になりたいな」
と思う理想像ってありますよね?

例えば、今回の話だと
「失敗を恐れない人」
「失敗と良い関係性を築ける人」
など。


「失敗を恐れない人」
なのであれば、失敗を恐れず
「えいやー」で行動するこということ。

すなわち、
「思考を挟まず、とりあえずやる」
ということ。

「これやりたくないな」とか
「それやるの怖いな」とか
そういう考えが浮かぶ前に

「あ、それやります」と言うこと。


「そんなんできるかーーー!!!」
という声が聞こえてきそうです。

まぁ、そんなんできれば苦労しないとは思うんですよ。

ただね?ただですよ?

できちゃうんだなぁ、これが。


どうやればできるのか?

それは、
「こういう人になりたいな」という理想像を創り出し、
「その理想像ならどういうことをやるのか?」を考え抜くこと。

で、
「その理想像だったらこれやるな」
と思ったら、反射的に「やる」と言う。

ただ、これだけ。

反射的に「やる」というくらい、
理想像をイメージしておきます

反射的に口にしているので、
もはや、失敗を恐れる暇なんてないです。

いや、もちろん、言ったあとに、
恐れが来るかもしれないですよ?

もう足がガクガクになるかもしれないですよ?

でも、「やる」って言っちゃったんだから、
もうやるしかないですよね~、って話。

「自分を死の淵に追いやる」
というのはそういうことです。


ただまぁ、これだけだと、
「挑戦」はできたけれど、
「失敗を恐れて、その後の行動はできなくなるんじゃないの?」
って話になりそうですよね?

ね~、ほんとそうなるんですよね~。

「やるって言ったはいいけど、その後に気持ちがついてこない」

そうなってしまいます。


それを解決するためによく言われるのが
「小さな一歩から始める」ということ。

うん、理にかなってますね。

できることからコツコツと。
小さな一歩から始めましょう。

うん、素晴らしい。

素晴らしいけれど…

失敗する恐怖が強すぎると、
「もう寝込んでいたい」と思うくらいエネルギーが奪われ、
小さな一歩すら難しくなりません?

頭では
「小さくコツコツとやればいい」とわかっていても
体がついてこない。

そうなってしまうように思います。

なので、恐怖を取り除いて行動するためには
結局は「パラダイム」を変えるしか
ないんじゃないかなと思うんですよね。

ちなみに先ほどのセルフイメージもパラダイムの一種です。

「自分は失敗を楽しむ人だ」と思っていれば、
「失敗を楽しむのが当たり前」という感覚になりますから。

だから、
「セルフイメージを変える」と言い換えてもいいです。

ですが、ここからはあえて
「パラダイム」という言葉に変えていきます。


「パラダイム」を変える

「パラダイム」を変えるといっても、
当然簡単なことではありません。

ですが、少なくとも
パラダイムを変えるためのアイデアを考えることは
無駄なことではありません。

パラダイムを変えるアイデアというのは例えば、

  • 失敗の「お葬式」をあげる:
    過去の失敗の記憶が足かせになるのであれば、
    その記憶にある過去の失敗を「弔う」ことで
    気持ちを整理しましょう、というもの。

  • 失敗を「ネタ」として、面白おかしく脚色する
    失敗というのは、良いネタになります。
    失敗談を面白おかしく脚色し、それを提供する。
    それによって、深刻さを軽減し、自分だけでなく、
    周りの人で笑い飛ばすことで、失敗に対する恐怖が薄れていくでしょう。

  • 失敗を「実験」と捉え、科学者のように分析する
    失敗はあくまでも「実験の結果」として得られたものであり、
    それはかけがえのない「情報」です。
    エジソン的な発想ですね。
    仮説を立て、実験を行い、結果を分析する。
    失敗は貴重なデータ。
    そのデータをもとに、再度実験を行っていく。
    そう考えると、失敗に対する恐怖が薄れていくかも?

  • 失敗を「神様からの贈り物(ギフト)」と捉え、感謝の気持ちを持つ
    失敗はいまの自分に足りないものを気づかせてくれます。
    だからこそ、その気づきに感謝する。
    その気づきは神様が与えてくれたものだと感謝する。
    それによって、失敗自体に感謝することができる。

  • 失敗を「タイムマシン」として捉え、未来の自分に手紙を書く
    現時点では失敗したことを悔やんでいるかもしれない。
    でも、この失敗が未来の自分にどんなプラスの影響を与えているのか?
    それを想像しながら未来の自分に手紙を書いてみる。
    もしかしたら、手紙を書いているうちにワクワクが止まらなくなるかも?

  • 失敗を「アート(作品)」として捉え、新たな価値を生み出す
    失敗を「自分を苦しめるモノ」として捉えるのではなく、
    失敗談などの「アート(作品)」として共有し、
    失敗談に新たな価値を与える。
    失敗に対する視点が変わるので、失敗に対するイメージも変わるかも?

などなど。

いろんなアイデア(パラダイムシフトさせる)が出てくるはずです。

ただ、いろんなアイデアが出てきても、
一つも受け入れられないことはよくあること。

ですが、一つも受け入れられなくても、
「こういうアイデアは面白いな」と思うことで、
失敗に対する意識が少し変わると思うんですよね。

「もし失敗したとしても、
それを面白おかしく脚色して、
それで笑ってくれる人がいてくれたらいいかも」

それが実際にできるかどうかは別として、
そのようなイメージをするだけで、
少し気持ちが楽になると思うんですよ。

で、こういったイメージを出したアイデアすべてで行うと、
失敗に対する意識が少しずつでも変わっていくのを実感するはずです。

なので、一つも受け入れられなくても、
いろんなアイデアを出してみるのは意外と効果的なんです。


僕たちが失敗を恐れる理由

僕たちが失敗を恐れるのは何でなんでしょうね?

おそらく、
「失敗とは怖いもの」という認識が
強すぎるからだと思うんですよ。

その認識を弱めるために、
失敗の捉え方を変えるいろんなアイデアを出してみる。

そうすれば、どうなるのか?

失敗との心の距離が自然と近づいていくはずです。

失敗との関係性が良くなっていくはずです。

つまり、失敗が「良き隣人」へと近づいていくのです。


失敗を恐れる理由をなくすために

失敗を恐れる理由をなくすためには、
パラダイムシフトを起こす必要があります。

で、先ほどの
『失敗を「ネタ」として、面白おかしく脚色する』
といった一つ一つのアイデアが、
パラダイムシフトを起こす可能性を持っているものです。

これらのアイデアを出し、
イメージしてみるだけでも失敗に対するイメージが和らぐかと思いますが、
やっぱり一番いいのは、実際に試してみることです。


ただし、試してみるためには
避けて通れない道があります。

それは何か?

「失敗しないといけない」ということです。

だって、さきほど出したアイデアたちは
「失敗をこのように捉えよう」
という話なのですから。

失敗しないと、
捉え方を変えるための実践もできません。

だから、
「失敗しないといけない」


そのように考えるとどうなると思いますか?

「失敗を求める」ようになります。

だって、失敗してくれないと実践できないんですから。

ですが、実際は
「失敗しよう」と思って行動する人はいません。

つまり、
「成功する」ために行動するものの、
もし失敗しても「それはそれでよし!」と思えるわけです。

それって最強じゃないですかね?

「成功」でもいいし、
「失敗」でもいい。

そう思える状態を目指したいと思いませんか?

成功と失敗、どちらに転んでも、
「よし!」と思うことができたら、
確実に人生が楽しくなりますよね?

いや、それがわかっているからこそ、
「失敗」に対するイメージを変えたい人が
ほとんどなのでしょうが。


「失敗をどのように捉えるか」が一番大事

個人的には
「失敗をどのように捉えるか」、
つまり「どのようなパラダイムを採用するか」が一番大事だと思っていて、
それさえできれば、失敗との付き合い方が変わると思っているんです。

では、失敗をどのように捉えるような
パラダイムを持つと良いのでしょうか?

それは、
「いかに失敗との心の距離を縮めるか」
「いかに失敗との関係性を良くするか」

といったことに関係するパラダイムだと思うんですよね。

先ほど
「失敗を「ネタ」として、面白おかしく脚色する」
の他にもたくさんのアイデアを出しましたが、
これらはすべて

「いかに失敗との心の距離を縮めるか」
「いかに失敗との関係性を良くするか」

に関係するパラダイムです。

前回記事で書いた、
「失敗と良き隣人になる」というパラダイムも、
失敗と心の距離を縮められ、
失敗との関係性をよくできるモノです。

失敗との心の距離を縮められ、
失敗との関係性をよくすることができれば、
どんなパラダイムを採用してもいいと思うんですよ。


どんな失敗も霞む体験をするの一つの手

そういう意味では、
不謹慎に捉えられるかもしれませんが、
「死ぬような体験をしてみる」
というのも一つの手です。

なぜかというと、
「もう死ぬような体験をしたから、
それ以上に大きな失敗なんてないだろう」
と思えるからです。

何をやっても
「失敗したとしても死ぬわけではないしな」
と思えるからこそ何でもできる。

そのパラダイムを持っていると、
本当に力強い存在になれると思うんですよ。


失敗なんて霞むくらい大切なものを作る

マンガを読んでいると
たまーにこういうキャラが出てきますよね?

「あなたに一度助けられたから、あなたに命を捧げます」

こういうキャラは、そういった経験によって、
「この人を助けることが最優先」
となり、どんな行動も恐れなくなります。


このマンガのキャラクターのように、
「この人のために」
と心から思える人がいるだけで力が湧いてきます。

だから、
「大切な人を大事にしようね」
という話になるんですよね。

「子供のため」
「家族のため」
「会社のため」

なんでも良いですが、
大事なものがあると、行動力が爆上がりします。


大切な人がいるのに行動できないのはなぜ?

ただ、
「大切な人に迷惑をかけられないから、失敗が怖い」
という場合もありますよね?

なぜ大切な人がいるのは同じなのに、
「大切な人のために行動できる」人と
「大切な人のために行動できない」人がいるのでしょうか?

それは、
焦点の違いによるものだと言えます。


  • 行動力UP:「相手がいまよりも良い状態になることが重要」
    「相手を喜ばせたい」
    「相手の役に立ちたい」
    「自分は相手のために何ができるのか?」
    と相手がプラスになることに焦点を当てていれば、
    失敗よりも相手がプラスになることに挑戦していくことができます。

  • 行動力DOWN:「相手に迷惑をかけないことが重要」
    「相手に迷惑をかけたくない」
    「相手を失望させたくない」
    「自分が失敗したら相手に迷惑がかかる」
    と、相手がマイナスになることに焦点を当てていれば、
    失敗を恐れで挑戦していくことができなくなります。


「相手をいまよりも良い状態にしたい」のか、
「相手にいまよりも悪い状態にしたくない」のか、
それによって行動が変わってきます。

これは、大事な人との関係性にもよるし、
お互いに求めていることにもよります。

なので、どちらが良いかは一概には言えませんが、
「失敗を恐れたくない」と思うのであれば、

「相手をいまよりも良い状態にしたいというパラダイムを持つためには
どのような捉え方をしようか?」

といったようなアイデアを
たくさん出していくと、良いかと思います。


おわりに

さて、ここまで色々と書いてきました。

想いのままに書いていたら、
気がついたら1万文字を超えちゃっていましたね。


ここまで書いてきたことを一言でまとめると、

「失敗をどのように捉えますか?」

ということになります。


記事の内容を簡潔にまとめると、
以下のようになるでしょうか。

「失敗に対するパラダイムを変えましょうよ。
そうすれば、失敗との心の距離が縮まり、
失敗との関係性も良くなっていきますから」

「失敗に対するパラダイムを変えるためにも、
『失敗を「ネタ」として、面白おかしく脚色する』
といったようなアイデアをたくさん出してみましょう!」

「たくさんのアイデアが失敗に対する恐怖を和らげてくれます」

といった形にまとめておきましょうか。


何が大きな失敗かなんて、
人によって変わります。

僕は小さい頃、
人前で話すことが苦手で、
小学校で授業中に当てられると、泣いてしまうような子でした。

そして、僕にとってはそれが精神的苦痛が大きく、
人前で話すことにトラウマを持っていたんです。

ですが、いまになって考えてみると、
「なんでそんなことが大きな失敗だと思っていたんだろうな」
と思ってしまいます。

昔は大きな失敗だと思っていたものでも、
ステージが上がると、どうでも良いことに感じるようになります。

そして、失敗に対するパラダイムを変えることは
ステージを上げることにつながると思うんですよね。

失敗に対するパラダイムを変えて、

「昔はあんなことを大きな失敗だと思っていたんだな」

そう思える日が訪れることを願っています。


P.S.

3000字くらいで終わるかな?と思っていたら、
まさかの1.1万文字でした。

かなりの長文なので、
最後まで読んでいただけるだけでも嬉しいですね

そして、何かしら得るものがありましたら幸いです。


▶前回の記事


▶過去の記事


◆ご相談やお問い合わせについて


かなり長めの記事でしたが、
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

失敗に対しての恐れが軽減されるようなアイデアが
思い浮かびましたら幸いです。

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