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ウクライナ危機 26歳オルハの挑戦〜若者が変える草の根支援〜
23歳の時、隣国ポーランドで自らの財団を立ち上げたウクライナ出身のオルハさん(26歳)。ロシアの軍事侵攻を受けて母国から逃れてきた同胞を助けたいと支援センターを開設した。すでに1000人がボランティアとして登録。スマートフォンやSNSを駆使して効率的な避難民の搬送、支援の仕組みを作った。国際社会の支援が遅れる中、若者が変える新たな草の根支援のかたちだ。
ポーランド第2の都市クラクフ。17世紀まで
ウクライナ危機 大学生マリアさんの奮闘
ポーランドのトップ大学ヤゲロニアン大学。1364年に設立されたヨーロッパ最古の大学の1つだ。ウクライナ出身で、この大学で生物化学を専攻する4年生のマリアさん。大先輩には地動説のコペルニクスがいる。大学を休学しボランティアとして避難民の支援を行っている。話を聞いた3月下旬時点で、首都キーウの防衛に当たっている父親とは1週間連絡が取れないという。そんな事情は微塵も見せず、笑顔で同胞のお世話に奔走してい
もっとみるウクライナ危機 国際支援はなぜ届かない
ロシアの軍事侵攻によって続くウクライナの人道危機。3月下旬、国境を越えてポーランドに到着したばかりの母娘。女の子は自分の置かれた状況などわかるはずもなく、支援団体に差し出されたお菓子を無邪気に選んでいた。この母娘にはこれから厳しい現実が待ち構えている。そこに手を差し伸べるはずの国際社会の支援は今も届かないままだ。
母娘が越えてきたばかりのウクライナとの国境のチェックポイント。ようやく国境を越えて