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【Study_note】

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【学びなおし】

今 一度 小泉八雲について、学びなおしてみる。
 
【Study_note】小泉八雲について https://note.com/horippy0724/n/n9e0f314b835c

写真は、小泉八雲の著作『怪談』の初版本(1904年)をデザインしたカバー。

『Creative Superpowers』

『Creative Superpowers』


【はじめに】

無人島には持っていかないが、
現代を生きるにはコレがいる。
と帯にある。
この本は、イギリスで出版され、世界九ヶ国のクリエイター14名のエッセイを4名のキューレーター達でマトメられています。
クリエイティブ•スーパーパワーズは、4つの力から成ると説明されています。

1)メイキング (Making)
脳の新たな領域を開拓するものづくりとは?
2) ハッキング(Hacking)

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『出西窯と民藝の師たち』を読む

『出西窯と民藝の師たち』を読む

1947年(昭和22年) 島根県斐川町出西の地で、素人の青年たちが陶器づくりを始める。
地名をとって「出西窯(しゅっさいがま)」と名付けられた。
戦後の大きな価値転換を経て目指したのは「工芸共同体」だった。
柳宗悦・河井寬次郎・濱田庄司・バーナード•リーチらの民藝の師父たちに導かれ、今や島根を代表する窯元となった出西窯。
仕事の喜びとは何か。
生涯の生き甲斐とは何か。
創業者の多々納弘光氏が語る共

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『持続可能な発展の話』①

『持続可能な発展の話』①

はじめに

あふれるゴミ、止まらない温暖化、生物多様性と水の危機。
環境問題と云うのは結局「水」と「空気」と「土」のこと。
かつての公害問題は「水俣病」「新潟水俣病」「イタイイタイ病」「四日市ぜんそく」だった。

この本は、環境と経済という視点に立った環境問題の初学者向け概説書とのこと。

はじめに

経済学的な観点で環境問題を論じようとすると「環境保護か開発か」「個人の利益か公共の利益か」と云う

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【読了】『情報化社会』

【読了】『情報化社会』

はじめに
情報が氾濫する社会に、私たちは どう対応していったらよいのか・・・
現代社会で言われている事が既に50年前に問題提起されている。
古書店で見つけた。
読んでみることに。

情報化社会とは

情報化社会とは「インターネットなどの通信技術の進歩やコンピュータ利用の普及、 情報産業 の発達による情報の大規模な生産・加工・処理・操作・消費によって、従来の工業化社会における社会規範や価値観がかわり

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【読了】『ネット情報におぼれない学び方』

【読了】『ネット情報におぼれない学び方』

この本の目的
1) 確かな情報源を探す方法を学ぶ。
2) ネットだけで何でもわかると云う思い込みを解き、本や図書館を活用(利用)した方法を身につける。
3) 確かな情報を集め、自分ならではのテーマを探究していく面白さを知る。

情報リテラシーを身につける

情報リテラシーとは、世の中に溢れるさまざまな情報を、適切に活用できる基礎能力のことです。
リテラシー(literacy)は、英語で文字の読み

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【読了】『村の社会学』

【読了】『村の社会学』

『村の社会学』鳥越皓之 著

副題に 日本の伝統的な人づきあいに学ぶとあります。
私たちは、つねに「つきあい」と云う人間関係に迷っています。
なぜ迷うかと云うと、相手との関係を好くしようと自分自身が正しくても、必ずしも関係が好くなるとは限らないからです。
我と汝、自己と他者など、自分と対比する(される) 他者(相手)は、十分には理解出来ない存在です。
この「他者」との関係を「日本の村」から考える。

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読書百遍『デザイン思考』

読書百遍『デザイン思考』

デザインとは

公益財団法人 日本デザイン振興会 HP

はじめに

近年「デザイン」と云う言葉を社会学や経営学の分野で聞くようになりました。
この「デザイン」とは、意匠ではなく「筋道を立てて考えを整理する」と理解しています。
この本は ①デザインに注目されるようになった背景 ②デザイン思考で大切な観察と活用(マインドセットとスキル) ③ワークショップの運用 の3つの観点から構成されています。
D

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【Study_note】小泉八雲について②

【Study_note】小泉八雲について②

『小泉八雲』池田雅之 著

はじめに

この本は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の日本滞在中の心の軌跡を中心に描かれた「八雲を理解するためのガイドブック」かなと思います。

キーワード「霊的なもの」

八雲は、東京帝国大学での「文学における超自然的なものの価値」と云う講義で【霊的なもの(ghostly)】と云う言葉は想像以上に意味深長な言葉であると語っている。

「霊的(ghostly)」
古代

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【Study_note】小泉八雲について ①

【Study_note】小泉八雲について ①

はじめに

松江市の小学校出前講座
「ヘルンさん講座」が昨日(7/8)から始まった。

2016年に初めて講師として参加してからは、自身のブログにも「小泉八雲」を題材に書く事が多くなった。

人々に書いて伝える事は、自身の勉強(研鑽)にもなる。

今年度(2022年)は、これまでの五感のほか「霊的(ghostly)」について意識したい。

【Study_note】2020.09.04.

「霊的(

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『企業経営の教科書』を読む ①

『企業経営の教科書』を読む ①

はじめに

2005年の『企業経営入門』
2014年の『ざっくりわかる企業経営のしくみ』

時流に即して3回目のリューアル版
目先のことに終始し、全体の流れを見失わないためにも、読んでみる。

冒頭に、経営は「常」と「変」とある。

経営の「常」と「変」

三現主義
現場・現物・現実 pp.46〜47.

経営理念
経営理念は「なぜこの企業が存在するのか」と云う基本的な考え方、企業活動の拠りどころ

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『目の見えない人は世界をどう見ているのか』を読む

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』を読む

はじめに

「見えない」ことは欠落ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること。
福岡伸一 青山学院大学教授 (生物学者)

目の見えない人は、世界をどう見ているのか。

私たちは日々、五感「視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚」からたくさんの情報を得て生きています。
なかでも視覚は特権的な位置を占め、人間が外界から得る情報の八~九割は視覚に由来すると言われている。
では、私たちが最も頼っている視覚という感

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【Study_note】気軽に、ご近所日帰り旅。

【Study_note】気軽に、ご近所日帰り旅。

はじめに

“まちあるき観光” が振るわない時に出会った本。
マイクロツーリズムとも言われる一番気軽な「旅」のスタイル。
遠方へ数日かけて行くだけが「旅」ではない。近くて、短くても「旅」は「旅」だと思います。
家のご近所(日帰り圏内)には、これまで気付かなかった何かが見つかるかも!?ですね。

気軽に、ご近所日帰り旅。

私は「ご近所半日旅」を「気軽に、ご近所日帰り旅」と、少し範囲を拡げて考えて見

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【読了】『地経学とは何か』

【読了】『地経学とは何か』

地政学 + 経済 = 地経学

経済を武器に「世界のルールと秩序をめぐる新たな戦争」

【デジタル日経】2022.04.23.

地経学とは(geoeconomics)

国家が、地政学的な目的のために、経済を手段として使うこと。
経済の戦略化 (economic statecraft)
経済安全保障(economic security)
貿易・経済での見返りを最優先させる

「4つのメガ地経学

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