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【Study_note】小泉八雲について ①

はじめに

松江市の小学校出前講座
「ヘルンさん講座」が昨日(7/8)から始まった。

2016年に初めて講師として参加してからは、自身のブログにも「小泉八雲」を題材に書く事が多くなった。

人々に書いて伝える事は、自身の勉強(研鑽)にもなる。

今年度(2022年)は、これまでの五感のほか「霊的(ghostly)」について意識したい。

【Study_note】2020.09.04.

「霊的(ghostly)」

古代英語には「霊の(spiritual)」「超自然的(super natural)」に該当するコトバが無かった。

この二つの言葉の起源は、ラテン語なのです。

今日の「神の(divain)」「聖なる(horiy)」「奇跡的な(mirakyuras)」と称される言葉は、全て 古代アングロ・サクソン人にとっては「霊的(ghostly)」の一言で説明されるものでした。

今日(こんにち)奉じている「神」の概念は、幽霊の存在を信じた原初的信仰から発展してきたものだろう。

幽霊の存在を信じようと信じまいと、怪奇文学の芸術的要素は、ことごとく夢の中に存在する。

ポイント:恐怖の夢と文学における想像力

「霊」と「夢」の関係

霊的なものの存在を信じられない場合は、夢を利用する。

幽霊の存在を信じようと信じまいと、怪奇文学の芸術的要素は、ことごとく夢の中に存在する。

詩人・物語作家・伝道者たちまでが、超自然の恐怖と謎を扱い、はかり知れない文学的効果をあげてきた。

超自然を主題にして成功している作品は、どれも物語の中の出来事が 必ずや夢の現象と一致していることに気づく。

霊的なもの、あり得ないものを手掛けて成功している例は、必ずと言って良いほど、どこまでも夢の経験の真実性とがっちしている。

悪夢の段階

1) 夢の始まり:一種の概念が兆しはじめる
2) この夜のものとは思えない体験
3) 苦闘と恐怖

4) 恐怖の極点
ポイント:恐怖の夢と文学における想像力

『小泉八雲東大講義録』
ラフカディオ・ハーン 著 池田雅之 編訳
角川ソフィア文庫 (2019.08.25)
蔵書の数々

3 分でわかる小泉八雲の怪談 (秘密結社 鷹の爪 吉田くん)

2022.07.09.

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