#エッセイ
さよならを言ったあとに
男は、あるいは女は…という議論は今日的ではないかもしれませんが、先日ふと感じたことがあったので、忘れないように書いておこうと思います。
もしかしたら人によっては気分を害されるかもしれません。そうであればごめんなさい。その気配があれば早めに記事を読むのを止めていただければと思います。
以下本文です。
祖母が亡くなったのは四年前だった。
心臓が悪くて長い間入院していたが、最後は老衰といっていいと思う
好きなうつわで珈琲を
本も好きなのですが、うつわも好きで、よく買ってしまいます。もう置く場所もないのに…
でも、気に入ったうつわが家にあるって、なかなかいいものです。
別に凝った料理でなくても、好きなうつわに盛り付けるだけで、見違えるように美味しく見えることがあります。そんなに高級なものでなくても、買ってきたばかりの新鮮な豆を挽いて、丁寧にドリップした珈琲を好きなうつわに入れて飲んでいると、人生が少しだけ豊かになっ
戦争を知らない僕たちは
戦争には反対だ。
これは、信念とか正義とか、強い言葉が苦手な僕にしては珍しい、ささやかな主張だ。だから時々舌の上でこの主張を転がしてみる。だが、考えれば考えるほど、それは分が悪い主張のように思えてくる。
幸運にも(という無責任なことばしか僕は知らない)、日本は太平洋戦争以来大きな戦争を経験していない。僕にとっての戦争は、歴史の教科書に並んだ文字列と写真で、テレビの画面や映画のスクリーンを流れる