ほっかいどう暮らし146 函館市 朝食バイキング
今年の4月から、ご近所の飲み友達のコーイチさん(50代初め)とゆういちさん(40代後半)と僕の3人で「道の駅スタンプラリー」を巡っています。
11月に入り、北海道の道の駅125駅中回った道の駅は100を超えました。
スタート時に「なるべくお金をかけないで回ろう」と話し合っていたので、片道7時間以上もかかる稚内市や根室市の道の駅も
日帰りで往復しました。
早朝に出発し夜遅くに帰ってくるようなハードスケジュールでしたが、今となってはいい思い出です。
時は遡って9月後半の週末の夜、おじさん達と僕の3人でお酒を飲んでいた時のこと。
ゆういちさん 「11月に入ったら仕事も少し落ち着くので、函館方面の道の駅をのんびり回ってみないか?」
コーイチさん 「11月ならホテルの宿泊代が半額になる『はこだて割り』が使えるんじゃないかい?」
ゆういちさん 「じゃあ、泊りで行こうぜっ!」
なんて盛り上がっているおじさん達。そこで僕
「待て待て。稚内や根室は日帰りで行っているのに、なんで比較的近い函館は泊りなのさっ!!」
と言ったら
そのくせ
ゆういちさん 「せっかく函館に安く泊まれるなら、朝食のおいしいホテルがいい」
コーイチさん 「よくテレビに出てるところね」
なんて言い出します。
仕方がないので「朝食の美味しいホテルランキング」で常に上位に名前が載る「ラビスタ函館ベイ」さんのホームページを確認すると、すでに「はこだて割り利用プラン」の受付は終了しているらしい。
そこで翌日、やはり朝食バイキングが高い人気を誇る「函館国際ホテル」さんに電話をしたところ、なんとか「はこだて割り」利用で1部屋予約が取れました。
時は流れ11月、函館行き当日。
「初日は酒を飲むだけだから、夕方函館に着ければいい」とおじさん達が言うので出発はお昼過ぎ。
まずは黒松内町の道の駅に寄り
スタンプを押した後は国道5号線ををひたすら南下、函館を目指します。
国縫(くんぬい)を抜けて八雲町の手前辺りでゆういちさんが
「硫黄の臭いが強いな。近くに温泉があるんじゃないか?」
と言う。そこで僕が
「本当だ...でも、この近くに温泉なんてあったっけ?」
とコーイチさんに聞いたら
オナラしたねっ?!コーイチさんっ!!
...出るものは仕方がない。しかし正直に言ってくれれば、すぐに窓を開けてクサイ思いをしなくて済んだものを...。
そんなこともありながら、5時過ぎには無事
函館国際ホテルに到着。
チェックイン後、部屋に荷物を置いてすぐに駅前方面へと向かいました。
そこでゆういちさん
「やっぱり函館に来たら
そこで伺いましたのは
はこ民食堂 さん
「当日値段」のイカ刺しはなかなかいいお値段ではありますが、ここは思い切って注文
イカ刺し
透明な身はコリコリとして甘く、何とも言えない旨みが広がります。
まだ動いています。ちょっとかわいそうな気もしますが、その分大事に美味しくいただきます。
普段は刺身で食べることのないゴロ。これが感動的においしかったっ!!
大満足でした。「函館に来たなっ!」って感じがします。
次にコーイチさんが
「せっかくだから、昨日動画で見た
「根ぼっけ」とは回遊せずに根付いた真ホッケのことで、希少ですがとても脂がのって美味しいらしい。
ということで、やって来ましたのが
地物産品料理処 根ぼっけ さん
一押しは、こちらのお店が発祥という
根ぼっけの刺身
なんともきれいな色のお刺身です。
確かに脂がのっていて、しかもその脂が甘いっ!うまいっ!!
口の中の脂が残ったところに、函館の地酒「五稜」の辛口を流し込む。あぁ、これを至福と言わずになんと言うのでしょう。
その後も美味しいものをたくさんいただき、満足してお店を後にしました。
お店を出た後、おじさん達はウキウキしながら夜の街へと繰り出し、僕はベイエリアのライトアップを見ながら1人街歩きを楽しみました。
2時間ほどしてホテルに戻ったところ、おじさん達はまだ戻っていなかったのでお風呂に入って先に就寝しました。
翌朝
目を覚ましたおじさん達に、「函館の夜は楽しめたかい?」と聞いたら
ま、まあ楽しいことがあったのなら、それは良かった...。
6時半に朝食会場へ行きました。
すでに長い行列ができていましが、20分ほど待ってテーブル席へ。楽しみにしていた朝食バイキングの始まりです。
さすが人気の函館国際ホテルさんのバイキング、美味しそうな料理が並んでいます。とりわけ目をひくのが
海鮮コーナー
自分で好きなネタを乗せて海鮮丼を作れるのですが、なんと
イクラかけ放題っ!!
とりあえずイクラを山盛りのせてみました。
まずはこんな感じで。
朝日に輝くオレンジのイクラ。プチプチとして旨みぎっしりです。
あぁぁ、うまいっ!当然おかわりっ!!
他にも美味しいものがいっぱいあったのですが
僕が気に入ったのは、目の前で焼いてくれるフワッフワのオムレツ。
ゆういちさんはイクラ丼をおかわりした後、「クロワッサンのレベルたけ~っ!」と言って
パンもたくさん食べていました。
コーイチさんは、「ご自由にお飲みくださいって...飲み放題かっ!」なんて言って
ワインをおかわりしていました。一応朝食なのでコーイチさんなりにわきまえてはいたようですが。
好きなものを好きなだけ食べられるのがバイキングのいいところ。しかし「あれも美味しい、これも美味しい」と食べていると
当然こうなる...わかっちゃいる事なんですが...。
部屋で少し休憩した後、食べ過ぎのお腹を抱え8時にはホテルを出発しました。
2日目はのんびりと恵山・南茅部・鹿部・森の道の駅に寄って、夕方前には家に帰る予定。
湯の川から恵山に向かって海岸沿いを走っていると
コーイチさん 「やっぱり朝食を食べ過ぎたな。トイレに行きたくなってきた」
と言い出す。
そう言われても近くにコンビニなどは無さそうなので「恵山の道の駅までコラえてくれ」とお願いしました。
ほんの少しだけ急ぎ目に車を走らせていると、突然コーイチさんが
いやいや、コーイチさん。あなた今...
オナラしましたねっ!!
おしまい
...せっかく函館まで行って、美味しいものをたくさん食べたのに...
こんな終わり方でいいのか...。