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季節の発酵食·保存食

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季節を追っかける
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#写真日記

うどは本当に大木か

うどは本当に大木か

今回は山うどを調理する。

庭の片隅に忘れられたように山うどが自生している。
昔、祖父が山から持ってきて植えたものらしい。

山うどは自生する緑色のうどを指し、
店頭で売っている白いうどは”軟化うど”といい、地下で日光を当てずに栽培したものである。

根元から鎌で刈り取る。

根元はけっこう硬いのでハサミなどは向かない。

採れた。

さっそく調理開始。

今回は山椒味噌和えにしようと思う。

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「ギー」の作り方と使い道。

「ギー」の作り方と使い道。

ギーを食べた、または作ったことがおありだろうか?

のちほど紹介するが、無塩バターを熱していくと水分やタンパク質などの不純物が出てくる。これらを濾すと上の写真のようなきれいな色のギーが出来上がる。

ギーはインドの伝承医学アーユルヴェーダにおいて切っても切り離せないアイテムのひとつ。
かくいう私もアーユルヴェーダを学んでいるひとりだが、ギーは切らすことなくこれまでに何度も作り続けてきた。

今回は

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ふき味噌づくり~”探すもの”から”食べるもの”へ~

ふき味噌づくり~”探すもの”から”食べるもの”へ~

これは、わたしが小学5年生のときに書いた日記である。

私にとってふきのとうは福寿草とともに、春の訪れを知らせる春告草のひとつだ。
今でこそその苦みを楽しむものになったが、子どもの頃はそうではなかった。

冬の名残りが残る茶色の地面に、やわらかな緑色の点々が現れる。
昔は食べずとも、ちょこんと頭を出したふきのとうを見つけるのが宝探しのようで楽しかった。

大人になってもやはりその習性は変わらず、

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実録!!うちの味噌づくり(2)

実録!!うちの味噌づくり(2)

前回の続き。
前回は、茹でてマッシュした大豆・麹と塩を混ぜたものをよーく混ぜるというところまでをご紹介した。

今回は、味噌玉をつくるところからスタート。

大きなおにぎりを握るようなイメージで、
ソフトボール大の味噌玉をつくっていく。
ハンバーグをつくるときのように空気を抜きながら行う。

なぜわざわざ味噌玉をつくるのか。
マッシュしたものを容器に詰めていけばよいのではと思う方もいらっしゃるかも

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