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ウクライナの独立記念日に、ウクライナ人の友達がインスタにアップしてた文章について
8月24日、ウクライナの独立記念日に彼の投稿。結構食らってしまったのだが、そろそろ消化できているっぽいので、その投稿の和訳と英訳を残しておきたい気持ちになった。
<和訳>
美くて長い散歩道で親しい友人との話が盛り上がって、コーヒーを飲みすぎた帰りの電車の中、頭が空回りしてしまい、とにかく書いている。
旧友に会い、新しい友人を作った一日だった。それなのに頭の中は、死んだ友人と、いま戦っている友人
雑記: 修士論文を書いている(2024/7月下旬)
小学校には全く馴染めなかったので残しておきたい思い出は無く、中学校では顧問に可愛がられていたので部活だけ行って、高校は運良く友人に恵まれたので楽しかったけど、大学はすぐに中退したような、生焼けの引きこもりみたいな人生だったんで、まさか33の夏、ロンドンで修士論文を書いているだなんで、思いもしなかった。
なんやかんやあって、17世紀、キリスト教が禁止されていた日本で、日本人キリスト教徒が作っていた
雑記:このところ英語の夢を見る。(2024/5月下旬)
路上に貼られた£20ステッカー。(拾おうとしたから知ってる。)
2週間後、卒論の内容についてこっちが15分説明した後、3人の教授から質問攻めにされるという鬼退治方式の試験があるので、その練習のために、言いたい事と、ありそうな質問、予想外の質問が来た時の良い感じの返答などを思い浮かべながら、家で永遠に独りごちている。だから最近は、朝から晩まで一度も日本語を見ず、聞かず、話さないもんで、このところ英
雑記: 引っ越した(2024/5月初旬)
2020年に、服と生活必需品と、何冊かの本だけを持ってロンドンに来た。その時は、旅行用のスーツケース2つで足りた。1年半ほど暮らすことになった最初の家は、Wifiもあり、内装はオシャレだったが、定期的に雨漏りをして、たまにボイラーが壊れて、極寒のなか冷たい水で頭を洗ったりしていた。
その家の大家は、コロナのロックダウンを機に郊外へ引っ越していたが、そろそろロンドンに帰ってくるというので、追い出さ
雑記: 「考え続けなきゃ」という欺瞞(2024/04中旬)
先日、ウクライナ人の友達と、地下鉄のプラットフォームだった場所で暮らしている人たちのドキュメンタリー映画を観に行った。その映画で「廃墟」として紹介された街は、彼の実家があった街だった。
そのシーンを観ている時、その廃墟が、いま隣に座っている友達の故郷だとは信じられなくて、「さっきまで一緒になってヘラヘラ雑談してたのに?」とか思っていた。映画を観終わって、サクッと飲んで帰った。彼と会う時は、いつも
雑記:歴史素人の話(2024/04)
トップ画像は、図書館で、どのロッカーに荷物を預けたかを覚えておく為に撮っている写真。
いま通っている大学院では、歴史の勉強をしている。僕は今まで、演劇しかやってこなくて、学部では演劇学をやっていた。だから、「歴史ガチ勢」に囲まれているなか、僕はポツンと、歴史素人である。そんな新鮮な感覚が欲しかったから楽しい。ビバ・門外漢。
演劇学と歴史学は、作法が違う。それはそれは違う。例えば、演劇学では、「
雑記:指導教官が悪魔に魂を売ってる話 (2024/03)
これは先日、洗濯機のドアが外れた時の写真。もう直ってる。
大学院生活も半年が過ぎた。今週で授業は終わり。今月末から9月の卒論提出までは、ちょこちょこ行かなきゃいけない日と、あとは、指導教官との面談があるだけで、面談といっても、こっちの質問が貯まったタイミングで連絡して、お互いの都合が合う日に、2、30分、オフィスでお茶でもしながら、卒論の相談に乗ってもらうだけ。自分のペースで時間を使えて、とても
雑記:図書館の妖怪みたいな生活の話(2024/01)
トップの写真は、ゴッホの絵にトマトスープぶっかけた団体が、いま通ってる学校院の正門にペンキをぶっかけた去年の秋ごろ。
2023年は、大学を卒業したり、大学院に入ったりした。演劇史を調べようと思ってたけれども、どうせ演劇のことは自分で調べるから、とりあえず今は、これまで知らなかった事を調べようと思って、最近は、出版の歴史とか(面白いから)、砂糖が日常的に使われるまでの歴史とか(甘いから)を調べてい
【ご報告】ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの大学院へ進学することになりました。
お世話になっている皆様へ
先日、ロンドン大学ゴールドスミスを卒業することが決まりました。卒業後は、9月から1年間、ロンドンにあるユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの大学院に進学します。歴史学部で世界史を学びながら、イギリスと日本を中心に、各国の演劇史を比較することで、歴史的に、どの地域で、どんな演劇が流行ってきたか、について研究をする予定です。
2020年、29になってすぐの9月、僕は、ロン
<鑑賞記録>『A Little Life』
※この記事には、性暴力と自傷行為に関する詳細な描写があります。
ロンドンで上演中の話題作、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出「A Little Life」を観て来たが、この作品が、とても衝撃的だった。というのも、劇中で描かれるレイプとリストカットのシーンが、今まで観てきた演劇作品の中で一番直接的だったからだ。そこで、この公演について思ったことを、記憶が新鮮なうちに書き残しておきたい。
あらすじ【第一
2022年 エディンバラ演劇祭
去年の夏に行ったエディンバラ・フェスティバルの記録です。ツイッターに投稿した物と同じ物を、noteにも残しておこうと思います。
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エディンバラ・フェスティバルに行ってきました。さすが世界最大の演劇祭で、物凄い規模の大きさでした。大通りは、大道芸人とその観客で、雨の日でも大賑わい。
街に出ると、役者たちがビラ配りをしていて、歩くだけでも楽しい。驚いたのは、当日券は無料の公
インティマシー・コーディネート研修を受けました。
記事の終盤では、性行為や暴力を伴うシーンのインティマシー・コーディネートについて説明する為に、性暴力やハラスメントに関する詳細な描写があります。ただし、その箇所の直前に、改めて注意書きをしておりますので、ご安心ください。また、その箇所までは、性暴力やハラスメントに関する詳細な描写はありません。
先日、ロンドンで受講した『インティマシー・コーディネート研修』の内容を纏めました。この研修は、イギリス