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ロンドン留学雑記

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ロンドン留学中に考えた事や感じた事の雑記
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記事一覧

先日の必修授業で発表された『とある問題作』について

今学期は、卒業制作のアイディアを練る為に、毎週5分以内のパフォーンマンスを自由に作り、そ…

小林弘幸
1年前
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インティマシー・コーディネート研修を受けました。

記事の終盤では、性行為や暴力を伴うシーンのインティマシー・コーディネートについて説明する…

小林弘幸
1年前
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ルー大柴みたいな気分で

ハッキリとした意思を持ってサボり始め、あとは惰性でサボり続け、このまま無視していたら優し…

小林弘幸
1年前
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正真正銘のオジサンだ

去年の春、日本人の女の子と、ジュリアと3人でご飯を食べに行った。ジュリアは、小柄で内弁慶…

小林弘幸
1年前
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ウクライナ人の友達との思い出が色んな理由で忘れられない話

2020年、僕がイギリスに来てすぐの頃、世界は『普通』じゃなかった。言わずもがな、コロナウイ…

小林弘幸
1年前
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「寮のヌシ」と出会った話は、七不思議の一つとして語り継ぎたい

一年目、最終学期の授業は一つだけだった。6、7人のグループになり、2ヶ月近くかけてパフォー…

小林弘幸
1年前
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緩やかな差別は、いつだってアンイージー

ふらりと入ったレストランやカフェ、あるいは本屋などで「コンニィチハ!」とか「オゲンキデスカッ?」とか、唐突に日本語で話し掛けられる事がある。何を基準に判断しているのかは不明だが、僕は典型的な日本人顔だし、アクセントだとか、服装だとかで分かるのだろう。大体そういう人たちは、日本のアニメが好きだとか、旅行で日本に行った事があるとかで、差別意識を感じる事は無いので無害だ。デリカシーの無い人だ、きっと仕事も出来ないだろう、と思うくらいだ。 そしてつまり、日本人と決め付けられるのと

ラブリーって言いたい

ある朝、同級生に「ヘイ、マイ・エンジェル」と声を掛けられた。「アンパンマンは、君さ。」と…

小林弘幸
1年前
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去年の春のピクニック、ようやく皆んなと会えたり、恋の話を聞いたり、日本のアニメの…

昨年の春、初めて大人数で集まったピクニックの話だ。 僕が到着した時には、もう割と集まって…

小林弘幸
1年前
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幼稚園児が公園に集まるように、不良がゲーセン前に集まるように、大学生は原っぱに集…

かくして「その日」はやってきた。同級生たちとのピクニックである。初めて直接、しかも、40人…

小林弘幸
1年前
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雑談すらまともに出来ない

僕が思う「大人の条件」に、「他愛もない話が出来る」というのがある。笑いを起こすとか、気の…

小林弘幸
1年前
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絶対にヒマじゃねぇ

2020年10月に授業が始まって以来、翌年の2021年4月までは全てオンライン授業だった。どこにも…

小林弘幸
1年前
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ロンドンでの部屋探しが大変すぎた

僕は、神経質だ。それに、自分勝手で偏屈だ。それから、「敬語じゃなくって全然いいよ☆彡」っ…

小林弘幸
1年前
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せっかく30歳になってからイギリス留学してるので、思った事を全部残しておきたくなった人の話

20歳の夏、僕は、大学を中退した。親に学費を払って貰っていた分際で、よくもまあ、そんな勝手なマネが出来たモンである。あの頃の僕は、大学を辞めれば何かが変わると思っていた。しかし、大学を辞めた程度で何かが変わるほど、人生は甘くなかった。それからの僕は、ありとあらゆるバイトを、速攻でクビになっていった。自分でもどうかと思うくらい根気がない癖に、プライドだけは高いのだから仕方ない。 しかし、演劇だけはコツコツと続けてきた。こうなったらずっと続けたい、それならキチンと勉強したい、な