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雑記: 引っ越した(2024/5月初旬)

2020年に、服と生活必需品と、何冊かの本だけを持ってロンドンに来た。その時は、旅行用のスーツケース2つで足りた。1年半ほど暮らすことになった最初の家は、Wifiもあり、内装はオシャレだったが、定期的に雨漏りをして、たまにボイラーが壊れて、極寒のなか冷たい水で頭を洗ったりしていた。

その家の大家は、コロナのロックダウンを機に郊外へ引っ越していたが、そろそろロンドンに帰ってくるというので、追い出されることになった。これが、初めての引っ越し。何だかんだで服も増えたし、本も食器も雑貨も増えた。だから引っ越しの為に、最初に持ってきたスーツケース2つに加えて、登山用の大きなバックパックを1つ買った。電車で何往復かして、最後にウーバーで大きな物を運んだ。

先週まで住んでいた2つめの家は、ロンドンの下町にあった。観光地とは違う、ローカルな雰囲気が好きだった。ここにも1年半くらい住んだが、大家の家族が住む場所を探していて、そこに住ませたいから出てってくれ、ということで、また追い出されることになった。移民。

今回も、今までみたいに自分だけで引っ越した。ロンドンに来て4年目。さすがに物量が増えた。本と服に加えて、「小物」と言うには大きいが「家電」というには小さい物、あとは、プレゼントで貰ったワインの空き瓶や、壊れた地球儀など、使い道を探すのが難しいけど思い入れがあって捨てられない物など。

始めは電車で往復していたけど、終わる目処が立たないのでウーバーに頼ったが、結局3往復もした。友達に頼んで一気に運んだ方が安いし楽だったと思うけど、この国に暮らしている実感が湧いたので、なんとなく良かった。

引越しの合間、卒論の指導教官から「新しく始める授業のテーマについて講演するから来なよ」って言われたので行った。一般公開されてる無料セミナーだったから、誰でも気軽に行ける雰囲気なんだろうと思っていたら大間違いで、200人くらい観客がいて、他大学の教授とかが大勢集まるガチのイベントで、沢山の人が結婚式の二次会みたいな格好していた。そんな中、アディダスのパーカーで行った。ミスった。いや、先に言っといてくれ。

『歴史の研究を、どうやって現代に生かせるか』みたいな話だった。面白かったというか、凄かった。最後の拍手が鳴り止まなかった。その時に「俺は、この人に教わっているのだぞ」とか勝手に優越感に浸っていた。写真の壇上に教官。ネクタイは太め。

あと、楽しくなるくらいデカい本を読みました。
以上です。


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