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2022年の観劇まとめ。印象に残った5本。

2022年の観劇まとめです。年始にツイッターに投稿したのと同じ物を、noteにも残しておこうと思います。
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『オーランドー』
現在、上演中。ヴァージニア・ウルフの同名小説を戯曲化。主演は、ネットフリックスの人気シリーズ「ザ・クラウン」でダイアナ妃役を演じたエマ・コリン。ダイナミックな脚色とキレのある演出、色鮮やかな衣装が良かった。世界的に有名な役者の演技が間近で見られるのは嬉しい。

『Who Killed My Father (誰が父を殺したか。)』
今までの人生で観てきた一人芝居の中で、一番面白かった。アルコール依存症でゲイの主人公が、生まれ故郷に帰り、死にゆく父と向き合う。演出は、イヴォ・ヴァン・ホーヴォ。後日、キャンセル待ちの列に並んで、2回みた。

『かもめ』
2019年「シラノ・ド・ベルジュラック」でオリヴィエ賞を受賞したジェイミー・ロイドの新演出作品。最初は全く好きじゃなかったのに、このB級感にハマってしまって悔しい。賛否両論あるようだけど、僕は面白かった。ナショナル・シアター・ライブでの上映が決まっているので、是非。

『キャバレー』
昨年のオリヴァー賞で、リバイバル・ミュージカルとしては過去最多の受賞数となった。第二次世界大戦直前、ベルリンのキャバレーが舞台。まず演出が凄い。歌、ダンス、衣装、演技、どこを観ても、文句なしに面白い。

『My Son’s a Queer, (But what can you do?) / 私の息子はクィア。(でも、何ができるだろう?)』
今年一番の話題作。昨年、ロンドンの外れの小さな劇場で上演された後、今年のエディンバラ演劇祭での再演が話題になり、ウェストエンドで上演。その公演も話題になり、来年の再演が決まった。ノンバイナリーであるを公表しているロブ・マッジが作・演出・主演の半自伝的ミュージカル。今年のエディンバラ演劇祭で観た時から劇場の熱気が凄くて、気になってウェストエンドでも観に行ったら、もっと凄かった。ロンドン演劇のサクセスストーリーを目の当たりにしている。

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