人が人を思う気持ち。それに嘘は無い ~ 映画「クレイマー・クレイマー」🇺🇸
家族。
父親、母親、子供。
以前は、お互いがお互いを思う気持ちだけで繋がっていたと思いますが、仕組みが制度化されている今となっては、親である権利、夫婦であるという証明(婚姻届)なんていうふうに、感情よりも論理的な部分が、強い繋がりの力になっているような気もします。
その視点で考えると、この映画は、当時としてはとても斬新だったんでしょう。ウーマンリブ(女性の自立)、ワーカーホリック、離婚、親権問題・・・ある意味、70年代アメリカで現れてきた社会問題を丁寧に描いていると思う。
大切なのは、
人が人を思う気持ち。
一番純粋にその感情を見せてくれるのは、子役の少年。
だからこそ、あの最後の場面が共感を呼ぶのでしょう。
論理よりも、感情が勝った瞬間と言えますね。
子役のほかにも、ダスティ・ホフマンとメリル・ストリープの熱演が光ります。
歴史に残る、家族をテーマにした傑作です。
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