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学問のすゝめ・修身要領・福翁自伝

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#最近の学び

品位を進め、智徳を研け(修身要領 福沢 諭吉の言葉)

品位を進め、智徳を研け(修身要領 福沢 諭吉の言葉)

こんばんは📚

 年末から2月にかけて、慶應義塾の社会人大学院の受験勉強をしていました。先日合格発表があり、晴れて4月から2足の草鞋生活になります。

 そんなご縁があって福沢諭吉先生の理念や主義について学んできました。noteの過去記事でもご紹介しています。

 今回は、少し前にご紹介した、『修身要領』の言葉をご紹介します。

 日本という国を発展させるために、明治時代の独特のハングリーな環境

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レジリエンスの精神|修身要領(福沢諭吉の言葉)(2)

レジリエンスの精神|修身要領(福沢諭吉の言葉)(2)

おはようございます📚

 前回に引き続き、福沢諭吉から塾生へ向けた言葉を集めた「修身要領」より、
心に残る言葉をご紹介します。
 「修身要領」は全29箇条と大変短く、独立自尊の心構えを説いているので、おすすめです。

敢為活発堅忍不屈の精神

解説すべきは、冒頭の8文字。ここに「独立自尊」の人となるためのエッセンスが詰まっています。

✅敢為 ・・・ 困難に負けずにやりきること。最近の言葉では、

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学問のすゝめ|「やる気スイッチ」のつくりかた

学問のすゝめ|「やる気スイッチ」のつくりかた

こんばんは。読書の秋、楽しんでいますか?📚

 といいながら、私はKindleを手に取る時間がとれない日もあったり、noteでアウトプットできない日も増えてきました。習慣って欠かさない状態を続けるのは難しいものだ、とつくづく感じます。

 ですが、一日欠かすことでやるきを失っては元も子もありません。あまり気にせず、連続させないですぐに再開することをこころがければ、長い目で見て継続するんだと思いま

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人生の棚卸しから見通せること(学問のすゝめ)

人生の棚卸しから見通せること(学問のすゝめ)

こんばんは。読書の秋ですね📚。

今日も仕事が遅くなり、noteへの着手が遅くなりました。

さて、本日は「学問のすゝめ」より、福澤諭吉の思想を読み解いていきます。

(今日の言葉)人生のありさまは、徳義の事につきても思ひの外に悪事をなし、知恵の事につきても思ひの外に愚を働き、思ひの外に事業を遂げざるものなり。この不都合を防ぐの方便は様々なれども、今ここに人のあまり心付かざる一箇条あり。
その箇

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人の仕事を見て心に不満足なりと思はば、自らその事を執りてこれを試むべし(学問のすゝめ)

人の仕事を見て心に不満足なりと思はば、自らその事を執りてこれを試むべし(学問のすゝめ)

こんばんは。読書の秋もいよいよ終盤📚

仕事終わりに帰りの電車で読書、からの、うたた寝→最寄り駅で降りれない。。やってしまいました。

さて、今日は「学問のすゝめ」の一節。

(今日の一節) 人の仕事をみて心に不満足なりと思はば、自らその事を執りて、これを試しむべし。
 人の商売を見て拙なりと思はば、自らその商売に当たりてこれを試むべし。
 隣家の世帯を見て不取締まりと思はば、自らこれを自家に試

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情報は活用してなんぼ(韓非子)

情報は活用してなんぼ(韓非子)

こんばんは。読書の秋ですね。📚

 中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださったみなさんのお役に立てると嬉しいです。

(今日の言葉)
知の難きに非ず、知に処するは則ち難し

(意味)知識を得るのは難しいことではない。難しいのは、知識を使って行動することだ。

知識を得るハードルは下がった
知識や情報は、知りたいという

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活用なき学問は無学に等し (学問のすゝめ)

活用なき学問は無学に等し (学問のすゝめ)

こんばんは。読書の秋ですね📚
 今日は日本の明治時代の大ベストセラー「学問のすゝめ」(福澤諭吉)の言葉です。「学問のすゝめ」からは、これまで何度かピックアップしてご紹介しています。とても溌剌とした、元気の出る言葉たちです。

このnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

福澤さん、とても快活にあっさりとした言葉が多いところがまた良いですね。

実学こそ日本を救う! 福澤の

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あたかも国は政府の私有にして人民は国の食客たるがごとし (学問のすゝめ)

あたかも国は政府の私有にして人民は国の食客たるがごとし (学問のすゝめ)

こんにちは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

本日ご紹介する言葉は、「学問のすゝめ」から、明治時代福澤諭吉が日本国民の現状を表現した言葉です。

 江戸幕府の時代から、明治維新を経て制度やインフラを含め急激に近代化した日本において、日本国民のマインドは残念ながらお上頼みで

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学びの実践 (学問のすゝめ)

学びの実践 (学問のすゝめ)

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

 今回も中国古典からは離れますが、福澤諭吉「学問のすゝめ」から、学ぶことと実践することについての言葉を紹介します。

 とにかく学問のすゝめは単純明快。そして快活に言い切る。そんな福澤の性格が滲み出た内容です。また、当時の小

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「人生活発の気力は他よりこれを妨ぐべからざるなり」(学問のすゝめ)

「人生活発の気力は他よりこれを妨ぐべからざるなり」(学問のすゝめ)

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。
 今回は、幕末から明治にかけて、停滞する人々のマインドを変革しようとする福澤諭吉の「学問のすゝめ」から言葉をご紹介します。

「人生活発の気力は他よりこれを妨ぐべからざるなり」 この言葉には、精神の活発さが、当時のお上だのみを

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「私に沈深なるは淵のごとく、人に接して活発なるは飛鳥のごとく」(学問のすゝめ)

「私に沈深なるは淵のごとく、人に接して活発なるは飛鳥のごとく」(学問のすゝめ)

 こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。

 今日の一言は、日本の明治時代。いまから100年ほど昔の言葉です。

(意味) 一人でものごとを深く考えて、一方、人に語るときは飛ぶ鳥のように活発に話そう。

静かに思考し、明るく語る 論語に「巧言令色鮮(すくな)し仁」とい

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