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人生の棚卸しから見通せること(学問のすゝめ)

こんばんは。読書の秋ですね📚。

今日も仕事が遅くなり、noteへの着手が遅くなりました。

さて、本日は「学問のすゝめ」より、福澤諭吉の思想を読み解いていきます。


(今日の言葉)

人生のありさまは、徳義の事につきても思ひの外に悪事をなし、知恵の事につきても思ひの外に愚を働き、思ひの外に事業を遂げざるものなり。この不都合を防ぐの方便は様々なれども、今ここに人のあまり心付かざる一箇条あり。
その箇条とは何ぞや。
事業の成否得失につき、時々自分の胸中に差し引きの勘定を立つることなり、商売にていへば、棚卸しの総勘定のごときものこれなり


(意味)

 人生というものは、思いのほかに悪事をなし、思いのほかに愚かなことをやり、思いのほかに事をなさないものなのである。このような不都合を防ぐための手段は色々あるのだが、今ここにあまり人の気づかない一方法がある。

 なんだろうか。

 それは、事業の成否・損得について、時々自分の心のなかでプラスマイナスの差し引き計算をしてみることである。商売で言えば、棚卸しの決算のようなものだ。


「この10年、何を得失したか?」から、「これからの10年、何をしていくか?」を勘定する。

  みなさんは、モチベーショングラフを書いたことがあるでしょうか?横軸年表、縦軸がモチベーションの ±度合いを書いて、山や谷となった出来事を記していく方法です。

 このモチベーションチャートもある意味人生の棚卸しです。過去、どのような出来事があり、それは自分にとってプラスに働いたのか、はたまたネガティブな感情になったのかを振り返るのに良いチャートです。

 人生には起伏があります。良い事があればその後に悪いことが起こります。ずっとプラスの人はなかなかお目にかかれません。

「人生トントンで上々」と仮定してみると、過去悪いことが溜まっているならばその後は良いターンに遷移するかもしれません。逆に、安定して上昇傾向の場合は、どこかに落とし穴が無いか、転がり落ちないか、慎重になる必要があります。

 過去10年の棚卸しの結果、次の周期でプラスに転じるかマイナスに転じるかを予想し、それぞれ次に向けた仕込む内容が変わってきますよね!

ではまた!

(参考)

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