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学びの実践 (学問のすゝめ)
こんばんは。中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。
今回も中国古典からは離れますが、福澤諭吉「学問のすゝめ」から、学ぶことと実践することについての言葉を紹介します。
とにかく学問のすゝめは単純明快。そして快活に言い切る。そんな福澤の性格が滲み出た内容です。また、当時の小学生にも理解できることを目指した平易な書き方にしたそうです。なので、訳を確認することなくほぼ読み進めることが多いです。
実学とは
「学問のすゝめ」は、終始「実学」にこだわっています。
慶應義塾大学のホームページによると、ここでいう「実学」とは「サイヤンス」、つまり仮説検証をもって事実に根ざした理論とその実践ということです。
自分の頭で考え
実証実験をして
確かめた知識
こそが実学であり、世の中に役に立ち実践できるものだ、ということなのです。
一般にいう「実学」は、ノウハウであったり〇〇術のような具体的なアクションに関するTips集など、「即時的」のニュアンスが含まれており、それとは主旨違っていそうです。
自ら学び、そして活用せよ
学問の要は活用にあるのみ。活用なき学問は無学に等し
読書は学問の術なり。学問は事をなすの術なり。
実地に接して事に慣るるにあらざれば、決して勇力を生ずべからず。
つまり、学問は、事業を実行するための手段であり、実地でそれが役立たなければいけない、ということなのです。
まとめ 学び、探究する指針
①目的を持って学び、仮説・推理を持って取り組む。
②サイエンス的手法を用いて実際の事象を論理的に説明できるようにモデル化する。
③実社会で応用する
学ぶとは、体系化してあらゆることに応用してとにかく活用することだ!という力強いメッセージです。
この連休、台風接近、さらに外出自粛の世の中です。目的を持って「実学」を学んでみませんか?
それではまた。
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