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学問のすゝめ|「やる気スイッチ」のつくりかた

こんばんは。読書の秋、楽しんでいますか?📚

 といいながら、私はKindleを手に取る時間がとれない日もあったり、noteでアウトプットできない日も増えてきました。習慣って欠かさない状態を続けるのは難しいものだ、とつくづく感じます。

 ですが、一日欠かすことでやるきを失っては元も子もありません。あまり気にせず、連続させないですぐに再開することをこころがければ、長い目で見て継続するんだと思います。

「ハングリー精神」と「明るい未来」

 さて福澤が「学問のすゝめ」を書いた明治時代は何度も記事で書いたように日本は欧米列強に対峙しなければならない危機的な状況でした。

 そんな日本人の危機感を鑑み、いわゆる「やる気スイッチ」を付け、日本が植民地化することを防ごう、というのが福澤の目指すところだったのかもしれません。

 「自分の頭で考え(識見)、行動せよ!それが実学だ!」

シンプルなメッセージを日本人に投げかけました。

 江戸時代を引きずり「お上体質」の日本人に向けて、「学問のすゝめ」を出版し、当時の日本の人口の10分の1にあたる部数が売れたほどの大ベストセラーになりました。

現代の問題点

 さて現代の日本人はどうでしょう。明治の欧米列強の植民地化の脅威、昭和の戦後からの復興から比較すると、みんなで目指す目標というものを見つけにくくなっているのだろうと思います。

 10年前を遡ると、東日本大震災により日本人が復興を目指して心が同じ方向を向いた時期がありました。

 その後東京オリンピックの開催が決定し、日本復活の希望を持てたような気がします。

 そしてコロナで世界中が冷水を浴びましたがオリンピックが1年遅れでなんとか終了し、コロナの終息に向けてみんなで我慢をしている、そんな状況ではないでしょうか。

 こうして振り返ると、3、4年おきに山谷を繰り返しているようです。

 日本人が一眼となって、とは行きませんが個人として、震災やコロナの危機感がスイッチとなり、自ら考え、行動をして変革を遂げた人も多くいたと思われます。


身近な「ノーブル・パーパス」

 さて、そのような自然災害やパンデミックは一つのきっかけになりますが、それに頼らない「やる気スイッチ」は無いものでしょうか。

 それぞれのお仕事のなかで課題を見つけ、それを克服することに力を注いでおられる方は、自らの識見と行動力を、素で発揮できています。

 そのような人々も、仕事でそれが見つからない、という方も、仕事の「ノーブル・パーパス」を定義してみる、ということをおすすめします。

 自分が納得できれば、周囲の人がどう考えていても関係ありません。

「自分の行動は、社会にどうつながっているのか、この仕事をすると、世の中にどんな貢献ができるのだろう」

 少し青臭い、くすぐったいような言葉になるかもしれませんが、それを書き出してみることで、「やる気スイッチ」を自分で生み出し、そしてオンにして長く継続することができるようになると思います。


それではまた!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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