詩115マン🌹ドラゴラ🌵

あいつに対する　積年の恨みを
『ありがとう』　で　フタをする。

ありがとうは　強いかもしれない。

年相応に、

コレステロールのように
こびりついているかもしれない　
わだかまりを、　それなりに　溶かしてくれるかもしれない。

損を　しているかもしれない人生に、
『言い訳』で、　栓をする。

言い訳は、弱いかもしれない。

逆さまにするだけで、
一気に　溢れ出してしまうかもしれない。

思い通りに　ならないのは、
『怒り』　かもしれない。

皆の好きな、
平均的には、そうなのかもしれない。

君のためなら、
犠牲になると言いながら、

感謝されないと、
愛する　愛される資格に、価値を付けたがるかもしれない。

マンドラゴラのように、
引き抜かれ、悲鳴を上げてしまえば、

世の中の食べ物は、食べられる確率が、
減るのかもしれない。

冷蔵庫の　野菜室の最奥は、

触れてはならない、

いつからあるか、
解らない　闇　かもしれない。

僕は　

だろう運転ではなく、　かもしれない運転かもしれない。

そうなのかもしれない。　かもしれない。

多数決の推測は、

本当に　なってしまうかもしれない。

自分の寿命さえ解れば、

もの凄く頑張れるのかもしれない。

失ったものが、戻ってくるのかもしれない。

言いたいことが、言えるようになるのかもしれない。

イライラ　イライラ　しなくても済むかもしれない。

そうなのかもしれない。　かもしれない。