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自分にスキをする。

今日の記事は、「自分にスキをする」です。


noteのスキ

noteでは、noterさんの記事はもちろんのこと、
自分で書いた記事にも、スキすることができます。

noteをはじめたころは、
よく自分の記事に、スキしていました。

誰の目にも止まることがない記事だとしても、
なんとか書けた!頑張った!
手帳にはる達成シールのように、自分にスキしよう!

また、自分の記事にスキをすると、
スキのメッセージ(自分が設定した)が表示されます。
メッセージに励まされることもありました。


自分にスキをする(前半)

自分にスキをすることは、noteの外でもすることができます。

たとえば、
「手さん、いつもありがとう。スキ」
「足さん、いつもありがとう。スキ」

「??何いっているの??」と思ったかたも
いらっしゃるかもしれません。後半でまた書きますね。




スキから少し離れてしまうのですが、
瀬戸内寂聴さんの「今を生きるあなたへ」という本があります。

瀬戸内寂聴さんの生前最後の一冊です。
瀬戸内寂聴さんと、秘書の瀬尾まなほさんの
対談のような構成になっています。

いい意味で、対談の型から外れた本だと思います。

寂聴さんとまなほさんの、日常会話なのでしょうか、
読んでいて、ほっこり笑ってしまうような場面がたくさんあります。

たとえば、本のなかで瀬戸内寂聴さんが
「わたしにとって、書くことはご飯を食べるようなものです」

と話すシーンがあるのですが、一般的な対談本だと、
流れをくずさずに「なるほど」と終わってしまうと思います。

ですが、おもしろいと感じたのが、まなほさんがよく突っ込むところです。

「でも先生、原稿何回か落としています。もう書けない。といってました」

本当に親しい間柄で、寂聴さんを間近に見ていなければ、
こんな風に突っ込んで掘り下げることはできないと思います。

また、寂聴さんでも書けないときがあったのだと知ることができました。
そして、でも、寂聴さんはもういらっしゃらないと思うと
笑えるシーンでも泣いてしまって、笑い泣きしながら読んでしまいました。

逆に、寂聴さんが、まなほさんに突っ込んだり、怒る場面もあります。

まなほさん
これまで先生にはいろいろなことを言われましたが、
初めて怒られたのは、何かのときに私が
「どうせ私なんか・・」と言ったときです。
あのとき先生は、ものすごく怒りましたね。

寂聴さん
あなたは以前、何か話しているとすぐに「私なんか」と言っていました。
何かというと。「私なんか」、「私なんか」・・

まなほさん
「私なんかなんて言葉は使うな。そんなことを言う人はここにはいらない」
と、ひどく怒鳴られました。先生はめったに怒らないのに、
あのときはどうしてあんなに怒ったのですか?

瀬戸内寂聴さんの「今を生きるあなたへ」より

もし「どうせ私なんか」、「私には居場所がない」と感じてしまう人は、
寂聴さんのご本が、一助になると思います。
私の記事の1000倍くらいオススメです。

自分にスキしたいのに、できないとき

自分にスキをしたいと思っても、
たとえば自分にはスキなところがないと感じていると
自分にスキをするのは、なかなかむずかしいです。

また、「どうせ私なんか」は自分を否定する言葉です。
自己否定が強くても、自分にスキをするのはむずかしいと思います。

自分を否定すること・責めるような考え方、言葉を発しつづけると、
マイナスの思考が、強化されます。
常にストレスにさらされているような状態です。

また、マイナスの思考が強化されると、
不安や恐怖をつかさどる脳の部位である
偏桃体がより強化・肥大化されると言われています。

自分を否定することは、偏桃体を筋トレしているようなものです。

偏桃体が肥大化しすぎると、
メンタルを壊したり、体にも不調が生じる恐れがあります。

自分を否定する習慣や、偏桃体の肥大化をとめる方法の一つが、
自分にスキをすることだと思います。

自分にスキをする(後半)


過去に不調だったころ、メンタル系の本をよく読んでいました。

"自分のいいところを見つけて、ほめてみよう"とか、
"今日あったいいことを書いてみよう"とか書いています。

健康だと、自分のいいところを見つけたり、
今日あったいいことを書けるのですが、
不調だと、何もいいところがないし、
何もいいことがないと感じていました。

そんなときに、助けになったのが、
「自分の体にスキをする」です。
特に何かの本に書かれていたワケではありません。

ある本に、"あなたが生きようと思っていなくても
あなたの体は生きようとしている。"
と書かれていて、気づかされたことです。

「手さん、いつもありがとう。スキ」
「足さん、いつもありがとう。スキ」

よくお風呂に入りながら、スキしていました。
いまもときおり、スキして体を労わっています。

「スキ」というのは、自分を肯定する言葉です。
「ありがとう」や、「愛している」、「しあわせ」
にも言い換えられます。

「ありがとう」は、「有り難い」、
「当たり前ではない」ともいいます。

自分の体が存在していることは、
当たり前のようでいて、当たり前ではないと思います。
新しいものを買ってくるようにはいきません。

また自分の体というのは、
今日いいことがあった、わるいことがあったに
左右されません。
いいこと探しをすることなく、スキできます。

自分が病めるときも、健やかなるときにも
自分の体は、常にともにあります。

もし、自分にスキなところがないと感じていても、
「手さん、いつもありがとう。スキ」
と手をみながら試してみて。

スキをするのにお金も、時間も、かかりません。
最初は、恥ずかしいかもしれません。
バカバカしいとも思うかもしれません。

でも毎日つづけていると、
体が喜んでいるように感じて、
自分をスキになってしまったので、不思議です。

たとえば、大人になるにつれて
人からほめられることは少なくなると思います。

容姿や、何か成果をあげたときなどにほめられることはあっても、
「君の心臓はすばらしいね」と、ほめてくれる人はいません。
でも心臓がなければ生きていけません。

「心臓さん、24時間365日いつも動いてくれてありがとう。スキ」

そんな心臓さんにスキしたいです。

「肩さん、いつもありがとう。スキ」
「背中さん、いつもありがとう。スキ」
「内臓さん、いつもありがとう。スキ」


体のあらゆるところに、スキができるようになれば、
きっと自分のマイナスと感じていた所にもスキができます。

「偏桃体さん、心配してくれていたんだね。
ありがとう。でも、もう大丈夫。スキ」

偏桃体さんにスキができるようになる頃には、
自分がスキになっていると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

[できたこと]
自分にスキをする。

花粉症の記事(後半)から、脱線して書いていたら、
思わぬ長文になってしまってビックリです。



あなたはツイていますか?
という質問があります。
松下幸之助さんのエピソードです。

質問の裏側には、

マイナスの思考回路ではなく、しあわせの思考回路を持っていますか?
あなたはいま、生きていることに感謝し、しあわせを感じられる人ですか?
と問うているようにも感じます。

ここまで読まれたなら、答えは決まっていますね。


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