旅行振り返り2022冬・20【仙台篇】 22.12.27
泡を食って記憶をたどり、元来た道に引き返す。5分ほどロス。
ここから仙台駅まで4.7キロ。自転車だと24分。
土産を買う時間を考えると、間に合うかは微妙な時間。
とにかく、チャリに乗って出発!
が、ほどなくして、ナビ代わりのスマホが
チャージ☆オン!!(モバイルバッテリーを接続)
仙台の街を爆走する53歳男。
時折赤信号で休みつつも、走る走る走る!
仙台駅に到着したのが発車十分前。
すぐさま地下に降りて、頼まれ物の「萩の某」3個を買いに直営店へ。
「●●ちゃんどーするぅ?」
「とりあえず●個買っとけばいいんじゃね」
はい目の前で若いカップルがいちゃいちゃ。
刻々と時間は過ぎていく。
2分くらい待って僕の番。
(……あっ)
バラ売りの皿に「萩の某」が一個も無い。
以前、バラ売り商品が切れていたことがあって、五個セットしかないと店員から言われ、迷っていた時に、奇跡的に工場からバラ売り商品が届いたことを思い出す。ちなみにこの時も発車時間ぎりぎり。
しかし、今回は、
飛田「萩の某三個ください……」
店員側の棚からすっと出してくれた。
おときゅうカードに貯まっているポイントで支払い。
あと何分?
もはや時計を見ている暇もない。
三階の新幹線改札口へ直行。指定券はすでに発券済みなので、そのまま改札にスムースイン。
到着まであと一分。すでに乗客の列ができている。
息を切らしながら乗る列車の番号を確認しつつ、ホームを移動しているところへ新幹線到着。
一分間の停車時間内にさらに歩き、なんとか飛び乗る。
ドアが閉まり、列車は動き出す。
はぁ~ぁ。
本当は自分用に、駅ビルの紅茶ショップでアールグレイティーを買いたかったのだが、立ち寄る時間がなかった……。
53歳でこの計画性の無さ。昔からそうだったが。
東京旅行のときと同じ時間に駅に着いて、また近くの店をうろついた帰り、駅の階段で、一日目の朝と同じく、首からおときゅうパスを提げた初老の男性がいた。
一日目の裕福そうな夫婦とは違って、お世辞にも小ぎれいとは言えない格好。
(いつかは僕もこんな感じの年寄りになるのかな……)
しょっぱい思いを最後に抱きつつ、帰途へ。
【仙台篇おわり】
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