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【子育て】子どもへのプレゼントは少々強引に選んでも良いのかもしれない

子どもへのプレゼント。
誕生日やクリスマスなどの祝いごとで、子どもへプレゼントを贈るとき、事前にリサーチをかける親御さんが多いと思います。

僕もそうです。

事前に子どもが欲しいものを聞いて、外すことがないようにしています

当たり前の話かもしれませんが、それなりの値段以上するプレゼントは、子どもが確実に"欲しい"とリクエストしているモノしか渡していません。

今日のお話は、"子どもがリクエストしていないモノ"でも、親が良いと思えばプレゼントしても良いのではないかと思った、そんなお話です。


ひいおじいさんからのプレゼント

僕には、7歳の息子ともうすぐ3歳になる娘がいる。
2023年元旦に開かれた親族の集まりで、ちょっとしたサプライズがあった。

僕の子どもから見たら、ひいおじいさんに当たる御年94歳の祖父から、お年玉とは別に親族の子ども達へプレゼントが渡されたのだ。

ひ孫達一人一人に対して、ひいおじいさんが用意したプレゼント
綺麗にラッピングしてあり、包装紙のロゴを見ると近所の玩具屋さんのものだった。

子ども達は、まさかお年玉以外にプレゼントがあるとは思わず、ビックリ。

皆、「ありがとー!」と言いながら、喜び勇んで包装紙を開けた。
僕の子ども達も続く。

息子のプレゼントは「ラジコンカー」、娘のプレゼントは「キティちゃんのぬいぐるみ」だった。

娘は年齢も幼いので、かわいいぬいぐるみであれば何でも喜ぶ。
だから、ものすごく喜んでいた。

一方、息子の方はというと…
息子は7歳、小学生である。
趣味趣向が醸成されており、欲しいものにもこだわりがある。

今、息子は児童書に夢中である。
先日の記事でも紹介したが、クリスマスのプレゼントも児童書をサンタにお願いしている。

児童書に比べると、息子はゲームやおもちゃに興味が無いのだ。

そのため、プレゼントが「ラジコンカー」だとわかったとき、微妙な顔をしていた。
車にも興味がないので、恐らく「(こんなものをもらっても…)」なんて思っていたのではないだろうか。
声には出さなかったけど、確実に戸惑っていた。

息子のことをよく知る僕も妻も、「ラジコンやったこと無いし、良かったじゃん!」と盛り上げはしたが、頑固でこだわりが強い息子のことなので「ちゃんと遊んでくれるだろうか…」と心配になってしまった。

思わぬプレゼントに戸惑う息子だったが…

翌日。

「イエェエエイ!」

公園で喜びの声を上げながら、ラジコンカーで遊んでいる息子がいた。

息子は「ラジコンカー」という存在は知っていたが、全く興味が無く、欲しいとも思わなかった。
しかし、実際にプレゼントされて、操作してみると・・・・めちゃくちゃハマっていた。


ひいおじいさんからプレゼントされたラジコンカー

最初は下手だった操作も、あっという間に上手になり、今では一緒にいる私や娘をラジコンカーで器用に追いかけまわしていた。

息子:「パパ―、ラジコンすっごい面白いよ!車もカッコいいね!」

ひいおじいさんからのプレゼントにより、息子の価値観はガラリと変わっていた。

子どもに新しい体験を与えられるのは周りの大人だけ

昔、ヘッポコ(略)ちゃんにラジコンプレゼントしたら、とても喜んでいたから、ラジコンにしたの。
おじいちゃん、今の子が何欲しいかわからないけど、ラジコンは面白いと思うよ。

ひいおじいちゃんのことば

息子にプレゼントを渡すときの祖父ちゃんからの言葉だ。

「ラジコンカー」
昨日までの息子の価値観では、絶対に出ない発想だ。
そして、息子のことをよく知る私たち親からも。

冒頭に書いたけど、今の私は「子どもに上手くプレゼントし過ぎている」ような気がした。
失敗のリスクがあっても、”子どもに新しい体験や知識を与えられる、子どもにとって思わぬモノ”をプレゼントしてもよいのではないだろうか。

少なくとも私の祖父ちゃん、息子にとってのひいおじいさんは、子どもが一番欲しいモノは渡せなかったけど、新しい体験と価値観を与えてくれた。

私には出来なかったことだ。

大人は子どもよりも経験・知識が豊富だからこそ、モノだけでなく、新しい体験も与えられるようにするべきだ。

世界は、子どもにとって知らないことばかりなのだから。

子どもから生まれる発想(要求)に応えるだけでなく、子どもができない発想(体験)を与えて「こんな世界もあるんだ!」と教えられるように。

ちょっと強引な手段でも(笑

僕の祖父ちゃんは、あえて子ども達に何が欲しいか事前に聞かなかった。
それはきっと、シンプルに聞くのが面倒だったということもあると思う…
しかし、祖父ちゃんは、自分が渡したいモノをひ孫にプレゼントしたかったのではなかろうか。ひ孫からリクエストされたモノではなく。

自分が渡したいモノ(伝えたいモノ)を相手(子ども)に渡すということは、子どもにとって"新しい体験や価値観"を得られる貴重な機会なのかもしれない

大人間のプレゼントでも、イマドキは「商品券」や「ギフトカード」、「カタログギフト」なんて、"外さない(失敗しない)プレゼント"が増えていますが、ちょっと押しつけがましくなっても、自分が伝えたい体験や価値観をプレゼントを通して伝えても良いのではないかー。


そんなことを考えるきっかけになった、2023年正月でした。


最後に

皆様、あけましておめでとうございます。
今年も私の日々の出来事や考えなどをこのように思うがままに綴っていきたいと思います。
願わくば私の記事を読んで、貴方にとって、ちょっとでも楽しい時間や新しい発見などを提供できれば幸いです。

大変恐縮ながら、フォロー、スキ、大歓迎です!
子育て、仕事など、ジャンル別に記事もマガジンを分けていますので、お時間あれば遊んで行っていただけると嬉しいです!


2023年も何卒よろしくお願いいたします。


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