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はりきゅうの世界(無料記事)

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こちらは、はりきゅう、というか人体とか環境とか身の回りのことも絡めた「健康」に関することを書き連ねます。より詳しい対処法や深く突っ込んだお勉強チックな内容は、有料記事で書いていき…
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#セルフケア

顔の皮膚をたどって・・・

顔の皮膚をたどって・・・

唇をこえると口の中。

そしてそのまま、もし触れていくことができるのならば腸管の中。

ということで、今回は

皮膚の刺激で内臓を整えるということについて書いてみます。

よほど、筋肉系の問題がメインでなければ、鍼やお灸、もしくは指だけで合ったとしても、刺激を加えるのは皮膚表面がもっぱら。

もちろんね、1センチくらい刺したり、もう少し浅めのところで気血を動かすことを意識した刺激の加え方をするけど

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本編)感覚とカラダの一致について

本編)感覚とカラダの一致について

ここ↓で 感覚とカラダの一致についてということで記事を書くことを予告してましたが、さっそく書いていこうと思う。
 https://note.com/heartsoul/n/n02cf41dba67f

床に座って、両膝を左右にに倒して、両方の足の裏どおしをくっつけてもよいし、立ったままでもよいです。
そして視線の先には、目印となる物を何でもいいので正面に置いておきます。これで準備はOK

軽く体を

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好転反応って何なの?

好転反応って何なの?

結論から言うと、自分も正しく理解できてないし、
「好転反応が出るかもしれませんね」なんて言っている人も
ほんとは理解できてないと思う。

好転反応って言われるものには、施術を受けた後のだるさや、眠気、
頭痛になったり、しんどかった症状がまた強くなったり様々だと説明を
受ける方も多いと思います。

はい、私も患者さんにはそう説明するよう教育受けました。(むかし仕事してた治療院で)

しんどい症状と好

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奇経八脈の流れと主治について-2-

奇経八脈の流れと主治について-2-

有料版では、この「奇経八脈の流れと主治について-1-」の続きを書いているけど、それも世知辛いので、ここでもちょっと違う角度から触れてみようと思います。

陰維脈言葉面の意味としては、陰を繋ぐ経脈。
「陰」なので、カラダの前面、おなか側。足の築賓から始まって上に昇ってのどに向かうこの陰維脈。個別の十二経脈で追っていくよりも効率的。
なんたって、おなか全体の陰性の症状に対処できるので。
陰性の症状って

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北枕の効能

北枕の効能

北枕は縁起が悪いとか言われてますが、人間も(というより全ての細胞、すべての物質は)電荷を帯びているので南北に寝る=磁力線に沿う=体の電子配列の乱れが整えられるということは容易に想像がつくと思う。

そんだけパワーがあるってことだから、裏を返せば北枕の俗説もあながち間違ってないかな。

生命活動を営んでいる状態では、有効な、そして簡単な健康法。

人に施術を行うときは、南北の方角はやっぱり気になるし

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大好きな曲を目に聴かせよう

大好きな曲を目に聴かせよう

なんのこっちゃ、と思うかと思うタイトルですが、そのものズバリです。

ポイントは、

 大好きな曲(大好きなアーティストの、大好きな曲)
 大音量

DJとかが使っているような、イヤーカフ付きのヘッドフォンで、耳に当てるんじゃなく、「目」に当てます。

目に当てるためには、カフの部分が90度回転して、両方とも同じ方向に向くようなヘッドフォンである必要があるんだけどね。

それを目に当てて、大好きな

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うんちをチェック!

うんちをチェック!

ふざけてません!まじめな発言です。どうぞ最後までお付き合いを。

自分を大切にする、というキーワードは今ではいろんなところで目にするけど、その中でもこの「体」をケアして長く使わせていただくためにも「うんち」のチェックが、だいじだいじ。

一応鍼灸師の視点で。

一昔前まで実家のトイレは汲み取り式だったので、それは叶わなかったけど、水洗トイレになったことで、自分の排泄物のチェックが容易に。

たとえ

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無意識の力み(りきみ)を認識する

自分を大切にするために、まずは意識してみたいこととして、“体の無意識の力み(りきみ)を知る”ことを試してみて。

「力を抜いて~」 と言われることないですか?例えばマッサージや整体に行ったときなど。そんなこと言われても、力入っているかわからないし、どうやって抜いたらわからないよ、と思う人も多いはず。

そんな時は、「まずは思いっきり力んでみる」 

これが一番。力んだらあとは勝手に力が抜ける。

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カラダの調子を見る方法

一般的には、四診といって、4つの方法で体の調子を見ていきます。

もちろん、相手の様子だけでなく、ご自身の調子をチェックするときにも有用です。

四診 <望診・聞診・問診・切診>1:望診

 見て確認:歩く姿・姿勢、会話しているときの目の動き、話している時の
      唇の開き方、肩の高さと首の傾き、足の組み方、重心の
      かけ方
      ※靴底の減り方、骨盤の傾きなども

 鏡を使

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ツボと目安



鍼灸の専門学校に通っている学生さんは、入学してすぐに習うかと思いますが、ツボを探す目安として、

 1:骨や関節、筋肉
 2:皮膚の温度がその周囲より低いもしくは高いところ
 3:自然と手が行くところ

などが主な目安でしょう。

ではそれぞれについて簡単にご説明します。

1:骨や関節、筋肉 骨の場合:
  たとえば手首の親指側。ちょうど脈が触れるあたりですが、そこに
  ちょっと骨が尖って

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奇経八脈の流れと主治について-1-

奇経とは、東洋医学で正経といわれる12の経脈と相対する8つの経脈のことです。正経12経脈は、肺経、大腸経、脾経、胃経、小腸経、心経、心包経、三焦経、膀胱経、腎経、胆経、肝経の12。

奇経8脈は陰維脈・陽維脈・陰蹻脈(いんきょうみゃく)・陽蹻脈(ようきょうみゃく)・衝脈・任脈・督脈・帯脈の8つ。

正経十二経の連携を密接にしたり気血の流れを調節する役割を果たすといわれていて、体を縦横に連携していま

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