だいぶ髪が伸びて、肩甲骨あたりまできた。 今日の雨のせいで髪が膨張していたので、サイドの髪をムギュっと掴み、「今日のわたし、連獅子みたいじゃないですか?」と同僚の方に頭を振ってみせた。ハハハと笑いながら「横のボリュームがまだ足りない。」と的確な指摘をいただいた。目指せ中村屋。
尾上右近の『研の會』は、かつての『亀治郎の会』を思わせる情熱と意志にあふれている。『摂州合邦辻』の玉手御前に、猿弥が合邦道心を引き受けたのが大きい。『連獅子』は、眞秀と踊る。「僕たちのように親も子も歌舞伎役者の子じゃないというのも、今回一つのキーワードになっているな」の言葉が尊い
笛の藤舎名生が出た『連獅子』を観劇。初日と中日のみの、特別出演だけれども、乾坤一擲の気迫は衰えを見せず、素晴らしかった……。亡き勘三郞さんは、名生師が大好きでした。よい供養になりました。