【色は空へ】源氏ウェイリー版(毬矢・森山訳)4巻を終えた。夢浮橋のラストには声が出た!振り返れば全描写を曇りのない目で読み解けたら、結末はそうなるよねとも。因果律は働いているのに、読者や登場人物の認識は(僧都でさえ)限られ、区々で、あはれ。この物語に終わりはなく幻の中で続いていく
【色と香のコントラスト】 源氏ウェイリー版(毬矢・森山訳)3巻もすごかった。後半で宇治十帖へ。ゲンジと対極のカオルの物語。荘厳さと厭世感、愛と死。 傑作を、自ら超えていくのね。