生活工芸

村田森×村上隆の話@トノトが面白かった

10月20−21日、京都の トノトで開催された、村田森の2日間だけの展示販売と、トーク「2019年の整理整頓」。自分の備忘録として、お話を書き起こしておきます。(そのまんま引用はしないでね)

人気陶芸家だった村田さんは、思うところあってここ数年、これまでのギャラリーとの関係を断っていた。ギャラリーの注文品をつくることへの疑問だったという。悶々とする日々の中「発表する場も演出も自分で作るしかない」

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現代工芸論 第6講 伝統工芸とは?(2) 「“伝統”と“工芸”はなぜ結びつきやすいのか」

前半は“伝統工芸”という言葉を冠した二つの公的組織における“伝統工芸”の定義を検証します。後半は、大半の人が“工芸”といえば“伝統工芸”を連想して、その限りで“工芸”を理解するようです。しかし“現代工芸”という言葉にはほとんど理解を示しません。“伝統”と“工芸”はなぜ結びつけてイメージされやすいのか、についての分析を試みます。

講師:笹山 央 (「かたち」主幹)
香川県出身。1975年京都大学文

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現代工芸論 第4講 工芸と美術の違い(2)「コンセプチュアリズムとオリジナリティの観点から」

アートをめぐっての会話の中では、“工芸的”“美術的”という言葉を使わざるを得ないような場面に遭遇することがあります。その場合の“工芸的”“美術的”(両者が異なったものとして使いわけされる)の違いを、コンセプチュアリズムとオリジナリティの観点から解説します。

講師:笹山 央 (「かたち」主幹)
香川県出身。1975年京都大学文学部哲学科卒業 1979年 季刊現代工芸誌「かたち」を創刊(1994年よ

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現代工芸論 第3講 工芸と美術の違い(1)「区別のあいまいさ、または共通する点」

全世紀末から今世紀にかけては、工芸と美術はその違いを曖昧化していって、現在では“アート”として一括して見られるようになってきました。その経緯や、どういう点で共通しているかを解説します。

講師:笹山 央 (「かたち」主幹)
香川県出身。1975年京都大学文学部哲学科卒業 1979年 季刊現代工芸誌「かたち」を創刊(1994年より休刊)。以後フリーの立場で工芸評論および書籍の編集、執筆などに従事。2

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現代工芸論 第2講 工芸と工業「工芸と工業の決定的な違い」

この講義は単行本『現代工芸論』(笹山央著 蒼天社出版刊)の続編として行うものです。現代の工芸について詳細に論じていくことを目的としています。一見、特殊的な世界に見えますが、人が生きていく上で欠かせないものを含んでいます。
この講義では、本編に入っていく前に、「現代工芸」を理解する前提となるさまざまな観点についての解説を試みていくところから始めます。
工芸について一般的に流布している固定観念や誤解も

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現代工芸論 第1講 工芸と工業「なぜ工芸を語るのか」

この講義は単行本『現代工芸論』(笹山央著 蒼天社出版刊)の続編として行うものです。現代の工芸について詳細に論じていくことを目的としています。一見、特殊的な世界に見えますが、人が生きていく上で欠かせないものを含んでいます。
この講義では、本編に入っていく前に、「現代工芸」を理解する前提となるさまざまな観点についての解説を試みていくところから始めます。
工芸について一般的に流布している固定観念や誤解も

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