たるかわ みほ|民藝を書く人

横浜市生まれ|伝え手|石見銀山 群言堂|ラジオ|天然暮らし愛好家|エフエムたちかわ第2…

たるかわ みほ|民藝を書く人

横浜市生まれ|伝え手|石見銀山 群言堂|ラジオ|天然暮らし愛好家|エフエムたちかわ第2水曜11:15〜Have a nice day.担当。健全な生産 流通 消費を。をテーマに各地の職人、手仕事を見つめます。

マガジン

  • 🎧 ラジオ|Have a nice day.

    「“心地よい”を選び取る暮らし」をテーマに衣 食 手仕事 職人の切り口からひとりひとりが自分に合った暮らし方を見つけるヒントを探ります。 エフエムたちかわ84.4MHz 鵜飼社長のBrandNew Day(月〜金帯 10:00〜11:55)内のコーナー Have a nice day.の生放送(第二水曜11:15〜)のアーカイブを音声でまとめています。

  • 🔨 職人工房訪問記

    民藝品をつくる職人さんの工房を訪問して、目に見えない部分を文章にしたためます。 意外にどこを基準に選べば良いのかわからないのが、民藝品や暮らしの道具です。素材やつくり手について深掘りし伝えることで、買う人のもの選びの参考になれば。 購入リテラシーが育まれ、良い仕事が選ばれることで職人が育つ循環づくりができれば最高です。

  • 🧹 季節の手仕事

最近の記事

🎧手仕事|琉球藍※音声あり

|Have a nice day. #9| 2024.4.10 .•琉球藍•.

🎧手仕事|琉球藍※音声あり

マガジン

  • 🎧 ラジオ|Have a nice day.
    10本
  • 🔨 職人工房訪問記
    6本
  • 🧹 季節の手仕事
    6本

記事

    職人をたずねて|2023年振り返り

    今年はつくり手に会えて みなさんの姿に心が洗われた 人と人との間だけではなく 人と天然との間に教えられ、学び 答えを得ながら 確実に一歩一歩進む姿が 心に残っている 仕事はとても堅実で 才能やセンス、感覚という アーティスティックなものとは かけ離れた 素材との着実な会話の蓄積だった 素材から何かを受け取って 決して力づくではなく 必要な時間を知りながら それに従い仕上げていく まわりに目を向けると 間違えは許されず 少しの違いは排除され 謝り、叱られ 完璧を求めら

    職人をたずねて|2023年振り返り

    干し柿2023|暖冬で波乱

    年々想像を超えるほどの暖冬で、 渋柿の熟れがはやく、 湿度が50%以上の日も多かった。 自然のちからを借りながらする干し柿は その影響をもろに受け、 柿がやわらかい状態が続いた。 毎日毎日 だいじょうぶかな? この柿全てががカビて 食べられなくなったらどうしよう。 カラスは毎日柿の前を素通りして行くし、 いつかカラスに見つかって 全部食べられたらどうしよう。 悪い想像ばかりしていたが、そんなわたしの不安を尻目に柿はすべて立派に干し上がり。 柿にも太陽にも風にもあり

    干し柿2023|柿、渾身のサプライズ。

    昼間は20度を超えるような暖かさ。 故に渋柿の早熟。 そこに干し柿シーズンの出張が重なり 我が家の干し柿は乾ききらず やわらかでぶにょぶにょとした状態が続いている。 それでも試しに一口かじると 柿色のきらきらした宝石のような果肉が溢れ出して、どんな悲しみも包んで溶かしてくれるような甘さが、おいしくてやさしい。 でも朝起きるたび今年は失敗かもしれない。 去年の3倍以上、約170個の柿たちをどうしようかと思い悩んでいる、今年の晩秋です。 ところが今朝は、久しぶりに少し冷え

    干し柿2023|柿、渾身のサプライズ。

    🎧 衣|冬シルクのすすめ※音源あり

    |Have a nice day. #5| 2023.12.13 .•冬シルクのすすめ•.

    🎧 衣|冬シルクのすすめ※音源あり

    🎧 手仕事|干し柿の季節※音源あり

    |Have a nice day. #4| 2023.11.08 .•干し柿の季節•. 今月からはSpotifyで配信がはじまりました。オリジナルでつくってもらったかっこいいジングルも今月から使用開始✴︎ 通勤、通学、作業のおともにどうぞ。

    🎧 手仕事|干し柿の季節※音源あり

    雑記|人間と動物の間

    北海道でのひとときは、 人の世界と動物の世界、過ごした時間が半分半分だった。 厳密に言えば、もちろん人の世界にいた時間の方が長いのだけれど、頭や心の半分は確実に自然や動物が占めていた。 そうすると人間世界のあれやこれやはどうでも良くなって、ふたつの世界それぞれのバランスへと心がかよう。 完璧なんてものはないし、うんちもごろごろ落ちていて、この山にはわたしの知識では到底太刀打ちできない、想像を遥かに超えた動植物たちが生きている。 彼らは、明日ごはんは食べられないかもしれ

    #3 岩間 幹雄 | 木彫り 

    空港を出ると牛のにおいがした。 あぁ、そうか。 北海道に来たのだなとにおいが知らせてくれた。 広い大地を持つ北海道には数々の特産品があるが、代表する民藝品に木彫りの熊がある。 大正12年。 一説には、当時徳川家当主の徳川義親が八雲村(現二海郡八雲町)で農民や付近のアイヌ民族の人たちに冬の間の収入源として熊の木彫りの生産を勧めたのが北海道の木彫り文化のはじまり、とある。 その後、昭和に入り旭川市に暮らすアイヌの松井梅太郎が木彫り熊をつくったことをきっかけに旭川市でも熊を

    #3 岩間 幹雄 | 木彫り 

    職人|天然素材の万年筆 ※動画有升

    #3 職人|葦ペン▶︎ペン工房葦村- 2023.10.11

    職人|天然素材の万年筆 ※動画有升

    手仕事|柿渋のちから ※音源有升

    #2 手仕事|柿渋のちから - 2023.9.13

    手仕事|柿渋のちから ※音源有升

    雑記|つくり手と素材の間

    この春、つくり手の工房をぽつりぽつりと訪問した。 出会いはいつもモノが先で、そのモノと向かい合ったとき、これをつくった人に会いたいという気持ちが沸々と沸いてくる。 どうしたら会えるだろうかと考えはじめ、予定を立て連絡をとり、製作の合間を縫ってお時間をいただく。 取材を終えた帰り道はいつも、あの人柄とあの環境だからこれが生まれるんだよなと、点と点が線でつながり、心がすとんと腑に落ちる、不思議な感覚に包まれる。 #1 下本 一歩さん #2 安土 草多さん つくり手と素材

    雑記|つくり手と素材の間

    🎧衣|涼をまとう“楊柳” ※音源あり

    #1 衣|涼をまとう“楊柳” - 2023.8.9 夏を涼しく過ごす衣服のお話しです。 衣服を薬と捉える「服薬」のお話も。

    🎧衣|涼をまとう“楊柳” ※音源あり

    ラジオに復帰します。

    文章でもない、写真でもない、声で今動く心に嘘のない口語での表現がまた必要になり、ラジオの世界に復帰することになりました。 誘い続けてくれた仲間に感謝です。 本当にありがとうございます。 番組情報 ▼ たるかわみほ|天然暮らし愛好家 ▫️エフエムたちかわ84.4Mhz ▫️毎月第二水曜日 11:15〜15分くらい ▫️鵜飼社長のBrand New Day内(月〜金帯) ▫️コーナー名 Have a nice day. 「“心地よい”を選び取る暮らし」をテーマに衣 食 手仕