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干し柿2023|柿、渾身のサプライズ。


昼間は20度を超えるような暖かさ。
故に渋柿の早熟。

そこに干し柿シーズンの出張が重なり
我が家の干し柿は乾ききらず
やわらかでぶにょぶにょとした状態が続いている。


それでも試しに一口かじると
柿色のきらきらした宝石のような果肉が溢れ出して、どんな悲しみも包んで溶かしてくれるような甘さが、おいしくてやさしい。


でも朝起きるたび今年は失敗かもしれない。
去年の3倍以上、約170個の柿たちをどうしようかと思い悩んでいる、今年の晩秋です。




ところが今朝は、久しぶりに少し冷えて
お日様がきらきらとのぼってくれた。
そして窓を開けると柿の表面に白い結晶がきらきらとして、こちらを見ている。

彼女たち170の身体全体を思いっきり使った渾身のサプライズを
わたしひとりで受け取ってもいいのだろうかと思うほど、東京のベランダでは見難い光景で、ほんとうに見事だった。


今日一日はそばを離れたくなかったけど、
渋々出掛けたのは今朝のこと。


あと少しあと少しお休みをしたら
もう少し水分も飛んでいくはず。


年明けには
彼女たちの一番すてきな姿で
ほし上がりを迎えることができそう。


あとすこし。


▼去年の干し柿のきろく

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