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生活にうるおいを

友の会は住まいが近い会員が5、6人集まって「最寄」グループがあります。最寄は月2回ほどオンライン、対面で集まって、羽仁もと子著作集を読み、衣・食・住・家計・生活工芸の学びをします。
今回は若草北町最寄の夏休みの集まりを紹介します。

工芸の集まり〜夏の若草北町最寄〜

若草北町最寄では、夏に少しでも楽しくなる集まりを、と、夏休みに工芸の生活勉強の企画をしました。新型コロナウイルスの感染が広がっておりますが、感染対策をしっかりして、友の家に集まって学びました。

若草北町最寄の大人5人、小学生4人が集まり、生活工芸グループのUさんを講師にお迎えし、折り染めの方法を教えていただきました。

夾纈(きょうけち)染めを知っていますか?

夾纈染めは奈良時代正倉院で見ることが出来ます。これは板を挟んで防染する方法で、折り染めは和紙を屏風たたみにして染め上げるやり方です。板があるかないかで技法の名称が違います。自由学園の工芸研究所では、夾纈(きょうけち)染めに以前から取り組んでいます。

さっそくやってみました

今回は手軽な折り染めの方法を教えていただきました。和紙を折りあげて染めることで、美しい模様が現れます。同じ染料を使って染めても、一つとして同じものができあがらないのも魅力の一つです。

今日は和紙を蛇腹折にしてから三角形や四角形に折り上げて染め、うちわやランチョンマットに仕上げました。

こちらはUさんが持ってきてくださった見本の数々。ため息が出るほど美しいです。

Uさんからのご説明を聞いた後、早速実践。子供たちは楽しそうにどんどん折っていきます。

数枚の和紙を折ったところで、染めの工程へ
小さい和紙を試し染めをして、濃さを調節し、染色。和紙を広げる瞬間がドキドキします。
みんなでたくさん染めて、大満足の出来栄えでした。
午前の部はここで終了。時間のある人だけ残って、うちわとランチョンマット作りをしました。

家に持ち帰り、早速自宅で仕上げたHさんも出来上がったうちわと本のカバーの写真を送ってくださいました。

子供たちが大胆に、どんどん染めていく様子が楽しげでした。

なかなか集まりが持てない中で、このように集まって生活勉強ができ、とても良い時間でした。


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