御社のチャラ男

最近読んだ本など

せっかく読んでも、感想書いておかないと忘れてしまうので、駆け足で最近読んだ本の感想など。 伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』(NHK出版):夢の中で出会った3人の男が、現実社会の中でも不思議な連携をとることになる、ぼーっと読んでいると理解できない不思議な物語。タイトルはクジラが入ってい…

読書感想文 御社のチャラ男

今年入ってきた若手が、これがもうどうしようもないチャラ男で! みたいな話しかと思ったら全く違った(笑) 吹けば飛びそうな、そして実際に、みたいな小さな会社で 多くの視点から語られる物語なんだけど、 いろんなもんが詰まってて考えさせられますね。 ジェンダーとか、ネット社会とか、今風…

葬儀とチャラ男|絲山秋子

文・絲山秋子 (作家) 人間は物語をつくり、そのなかで生きている。たとえば「もてたい」と思っただけで、その人の頭のなかで幾多の物語が立ち上がる。儲け話や人気者になる物語もあれば、気にくわない人にぎゃふんと言わせる物語もあるだろう。悲しみに寄り添う物語、ピン…

久しぶりに本を読み始めたはなし

ああ、この感覚だ。 気持ちがいい、と思う。 持病の影響で文章を読んで理解する力が極端に落ちており、ここ数年は読書から離れていた。 しかし、きっとまた読める日が来るだろうと、欲しい本はできるだけ買っておくことにしている。 この本の出番は思ったよりも早くにやってきた。 「御社のチャラ男…

『御社のチャラ男』、そしてリモワ時代のお仕事小説って。

絲山秋子さん『御社のチャラ男』を読む。 会社でひそかに「チャラ男」と呼ばれるとある男性。彼の人びとが彼を語ることで、日本にどこにでもあるような会社の実態が浮かび上がってくる。 タイトルに惹かれて手にとったけど、中身も裏切らなかった。 とにかく「チャラ男」の描写が絶妙だったので、いく…

御社のチャラ男

絲山秋子さんの「御社のチャラ男」読了しました。 芥川賞を受賞した「沖で待つ」で知ってから過去作品を読み漁り、新刊を楽しみにしている大好きな作家さんです。今回も面白かったー! チャラ男はどこにでもいるんです ある地方都市のジョルジュ食品と言う架空の会社にいるチャラ男が、三芳部長です…

絲山秋子さん『御社のチャラ男』

ジョルジュ食品は地方の都市にあり、食用油やビネガーを販売する会社です。 そこの部長・三芳道造はチャラい。 何しろ、 紅蓮チェックのジャケットにネイビーのシャツ、似合わないくるぶし丈のパンツ。 に、 尖った靴、しかもつま先が上向き加減の。持ち手が長すぎる革トート。 であります。なん…