オデュッセウスは知識欲のあまり死者しか登ることのできない禁断の「煉獄の山」を探しに航海に出る。知識を求め徳に従うべく生まれた、と皆を諭したおかげで船は飛ぶように進み、そして進みすぎた。南へ向かう海峡とその渡し守という思想は、あたかも三途の川のよう。どちらも渡らなければならない。
ホメーロスさんは古代ギリシャ語詩の師匠筆頭です。ヘクサメトロスで書かれた叙事詩は特に有名で「世界文学の父」とも呼ばれています。勉強はしてますが、私にはギリシャ語詩は理解出来ないので英語版やドイツ語版を読んでいますが、土井晩翠の邦訳版もよく読んでいます。画像はウィキペディアから。