デジカメUI

撮影と再生の”間” レックビュー・エフェクトという新しい撮影スタイル

「素早く撮影して後から複数のアプリで加工してSNSへ投稿」というスマホの撮影スタイルがすっかり定着してきています。そのスタイルがデジタルカメラの撮影ワークフローにどのような影響を与えてのか考察してみます。

撮影ワークフローはシャッターを切る前後で大きく分けることができます。これはフィルム時代もデジタル時代も基本的には変わりません。

フィルム時代の後半には、フィルムの現像とプリントをおこなってく

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フィジカルとサイバーが繋がるカメラ

様々な情報をデジタル化し、これまで中心であったフィジカル(物理的な)世界とサイバー(仮想的な)世界を、結び付けることで価値を最大化しようとする動きはカメラ業界にっとっても同じです。

そこにいち早く動いたのがキヤノンです。今のビジネスモデルは従来通りハードウェアを売ることに見えますが、ゲートウェイ(首根っこ)を押さえることで将来のビジネスに備えようしています。

キヤノンの事例からカメラ(ビジネス

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デジカメUIデザイナーとして本当にやりたかったこと

いつか実現したいと個人的にデジカメUIの研究を続けていますが、そろそろ自分でやれるチャンスが無くなってきていると感じるのでnoteに書くことで供養をしたいと思います。また誰かが実現してくれたら良いと思いこの記事を書くことにしました。

思い返せば1996年にはデジカメとの関わりが始まり、それ以来単なるカメラ作りではなく、もっと大きなシステムや文化について考えてきました。その一部は実現することができ

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ファストフォトからスローフォトへ

これまでいくつかの記事でフィルムシミュレーションやファインチューン、ユーザーによる画作りについて書いてきました。2019年3月に書いたフィルムシミュレーションの記事は5000ビューを超えて今もなお読まれています。

その他にもたくさんの画作り系の記事で、ユーザーの個性(最近は「自分らしさ」というのが流行っているみたい)を表現するユーザーインターフェイスについて書いてきました。そこから2020年代が

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ファインチューンとプリセット CP+2020で見たいもの

写真が記録の役割から「表現」へと広がり、見ただけで誰の作品か分かる明確な表現から僅かな調整のこだわりまで、さまざまなレベルで表現という行為がおこなわれています。

私はUXの立場から、作品に現れた違いの大きさではなく、撮影者が「私の写真」と感じるためのプロセスとして表現を考えています。

むしろ、作品撮影だけが目的ではない一般のユーザーにとっては「小さな表現の変化で、自分のこだわりが達成できた」と

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撮影と設定を分離する。新しいデジカメUIの方向性

最高な写真は撮影者と被写体の時間と空間が一致した瞬間に生まれます。モデルをスタジオに呼んで完璧なセッティングをしたとしても気持ちの波が一致しなければ何かを伝えるような写真は撮れないということでもあります。

それは偶然であったり引き出されるもので、一瞬の出来事でありその瞬間にシャッターを切ることが大切になります。

デジカメでは「撮影→確認→設定」というサイクルを短時間に回すことで失敗を防止したり

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Lumix G9 Proのファームウェア2.0で「自動認識とユーザー介入」を試す

この記事は機器が自動で動作するようになり、それに対して人間がどのように介入していくかを体験してみたものです。

11月19日に、パナソニックのマイクロフォーサーズ機に対して新しいファームウェアが公開されました。今回は新機能としてフルサイズ機に搭載されていた「被写体認識(動物)」が含まれています。

ここから分かることは、Sシリーズ(フルサイズ)とGシリーズ(マイクロフォーサーズ)の開発プラットフォ

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富士のデジカメの撮影スタイルを比較する

富士フイルムからこの秋に発売された2つのカメラ X-A7とX-Pro3は撮影スタイルが対局にあり、それを生み出しているUIに興味を持ちましたので少し分析してみます。

2つのカメラを比較した場合、一般には次のような認識をされています。

エントリーカメラ と ハイエンドカメラ

若者カメラ と おじさんカメラ

いまどきカメラ と クラッシックカメラ

このように価格もコンセプトも違う製品ですが、

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AIが評価するフォトコンに参戦中

私たちが写真共有サイトなどにアップした写真は、AIによる物体認識のデータとして活用されることは昔から知られていますが、今回のフォトコンは写真に対する評価(スキ)を組み合わせることで「人気の出る写真」をAIが判断し点数をつけてくれるということなので興味を持ちました。

主催はGANREFで、Microsoftが協力しAzureを使ってシステムを構築しているようです。(詳細は上記記事を参照)

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SIGMA fpの透明感

10月26日に東京・日比谷で開催された小型のフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」のタッチ&トライイベントで撮影体験をしてみた印象です。

抽選でカメラを借り出し公園などで自由に撮影するイベントがメインでしたが、残念ながら抽選には外れてしまいました。ただ室内限定であればゆっくりタッチ&トライできるということでしたので出掛けてみました。

実際ソファーに座ってテーブルの上に置かれた小物や、窓

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