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『関係からはじまる』 おわりに(読書会記録)

 2週に1章ずつオンライン読書会で読み進めてきたガーゲンの「関係からはじまる」、ついに最後の「おわりに」まで読み終わりました!
 読み初めの2月は読み切れるか不安でしたが、500ページものこの大作をみんなで読んでこれたんだ!と、とても感慨深いです。
 今回はこれまでを振り返りつつ、各自が思い浮かんだことを話したりな回でした。

私と相手の正義がぶつかる時に

 私と相手の正義がぶつかった時に、ふと思った疑問。自分はこうやって本を読んで、「対立の根絶はできなくても、新たな地平が開けないだろうか?」とか、「理解できない相手の話も、自分が変幻自在的存在として、納得はしなくても認めることはできる」とかを意識しても、相手が変わらなければ何も変わらないのでは?という一抹の不安。

 これについては、色々なご意見をもらったので、自分のためにメモをしておきます。

✔︎別の意見を求めるなど、二項対立じゃなくて第三をみつける
✔︎目的が同じだと同じ方向を向ける
✔︎相手の正しさの背景を知る
✔︎面白がる「へぇ〜なんでそういうふうに思ったん?」
✔︎時間軸がない「これが正しい」は隙間がないので、そう考えるようになったプロセス・物語を聞く
✔︎このままじゃ変わらない……と思う時は、私自身も1つの物の見方しかできてないかも。他の方向を見るようにする。
✔︎私が変われば、必ず蚊帳(相手との第三の領域)は必ず変わってく


 本当に、長いようであっという間の半年でした!

 今度改めて、自分自身でも第1章からまとめを振り返ってみたいと思います。

📖他の章の感想はこちら
第1章 誰もが「私」から世界を見ると起こること
第2章 生きている限り関係なしで成り立つものはない
第3章 「心の中のこと」と思ってたことも、全て「関係」による
第4章 関係のシナリオで対話(現実)を変える
第5章 自分も相手も関係によって変わりゆく
第6章 グループ間の対立をやわらげるには
第7章 「知」を作るのは誰か
第8章 多様な参加の輪が教育にも有効
第9章 セラピーも関係で捉え、自分自身のナラティヴも変えていける
第10章 関係の視点で捉えた組織・リーダーシップのあり方
第11章 自分の価値観を押し付けないことで対立を柔らかくする
第12章 関係から成り立つ全てのことに感謝を

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