![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83298669/rectangle_large_type_2_0483e9532435775aff88c48c8fc728bc.png?width=800)
ママの心が暴れん坊になる理由②
カウンセリングの中でみつかった
Aさんが握りしめて離さない
「私が何とかしなきゃ」
というマイルールを
クライアントさんは、
なぜ取り入れたのでしょうか?
クラアイントAさんのお父さんは、
会社で嫌な事があると
家で会社のストレスを発散させる方でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663016089-Q6IRukMS2Q.png)
お母さんは、そんなお父さんの対応で
毎回苦労されていました。
そして、いつも悲しい顔をしていたそうです。
Aさんは、お父さんが暴れだすと自分の部屋に逃げていたそうです。
本当に怖い思いをされていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663017935-3iN43BXrXT.jpg?width=800)
怖い思いが、沢山ココロのタンクに入っているので、
今でも何かあると過剰に恐怖を感じます。
何か小さな不安な出来事が起こると自分で対処できずに
心が暴れてしまいます。
怖いが沢山すぎて
小さい頃のようにパニックになってしまうのです。
カウンセリングでは、
怖いを我慢せずに
放出していきます。
さあ
タイムマシンにのるようにカウンセリングで、
小さい頃のAさんに戻っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663017988-HNO02Da2vl.jpg?width=800)
(ここから、カウンセリングで子供に戻った
クライアントさんの事をAちゃんと書きます。)
お父さんが、いつ暴れるかはわからない家で
怖い思いをしながらも
小さなAちゃんは、泣きながら話してくれました。
「私は、さびしかった。」
「私は、暗かった。だから友達と上手くいかなかった。」
「私は、お母さんを悲しませちゃいけないと思ったから、
自分が寂しい時に
寂しいって言えなかった。」
「お母さんの悲しい顔を
見たくないから
お母さんを悲しませないように自分は、我慢していた。」
「根っこには寂しい思いがたくさん詰まっていたけど
でもその寂しい思いをお母さんにはうまく伝えられなかった。」
「お母さんが本当に大好きで、なんとかしたかった。」
これが、Aちゃんの純粋な思いです。
子供の頃に戻って涙が
でてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663018001-leYOg0fGx8.jpg?width=800)
そして、お母さんが泣かないように
お母さんが悲しい顔にならない為には、
「私が何とかしなきゃ」という
マイルール=自分を縛る法律を身に付けたのです。
小さなAちゃんが、
「私が何とかしなきゃ」と
けなげな事を思っているなんて
お母さんは、全く気付いていません。
Aちゃんがお母さんから欲しかったものは
「寂しかったね」とAちゃんの気持ちを
受け入れてもらう事。
「お母さんの悲しい顔を見たくないから
お母さんを悲しませないように自分は、我慢していた。」
とお母さんのためにガマンしていたこの気持ちを
お母さんにわかってほしかったんですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663017944-z7fXsJsbUT.jpg?width=800)
しかしAちゃんのけなげな気持ちを
お母さんがわかることはありません。
ここでAちゃんの寂しい気持ちを
お母さんが満たしていれば、
自分の気持ちを伝えれば
相手に伝わるという成功体験を
積むことができたのですが、
伝えても「そうだったの」と
しらばっくれるお母さんの反応で
状況は変わらないという経験ばかりしているので
大人になっても何か問題があった時に
冷静に自分で考える前に
心が暴れ
どうしていいかわからずに
パニックになってしまい、
冷静に自分の気持ちを考えて伝える事ができません。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663017840-K7Ni6uCiz0.jpg?width=800)
結局、伝え方もわからないし、
伝えても受け入れてもらえないと体と心が覚えているので、
ガマンします。
ガマンして、ガマンして、
感情のタンクがいっぱいになってから
突然、相手にぶちまける事が多くなってしまうのです。
「私が何とかしなきゃ」というマイルールを持ちながら
私が何とかできないという現実の葛藤。
「私が何とかしなきゃ」のマイルールを持っているがために
葛藤が生じて
苦しんでいくことになります。
子育てで子供の問題が起こった時、
自分で対処しようと思ってもできない事があります。
それでもAさんは、「私が何とかしなきゃ」が発動します。
自分で対処できない時
ご主人にどうにかして!と
投げだしたい気持ちの時、
たまたまご主人が、仕事で疲れて
話しを聞いてくれずに
何とかしようと頑張っているAさんをわかってくれない時に
心が暴れてきます。
ぶちまけると
ご主人から
「お父さんに、似ちゃったね」という言葉を言われます。
ここから、やっぱりだれも分かってくれないんだという
小さい時の悲しさや寂しかった気持ちがあふれてきます。
心の中で、ヒューと幼児期のAちゃんに戻ってしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663017540-vdlpkbYRYN.jpg?width=800)
外側から見たらわからないのですが、
体は、大人のAさん
でも心は、子供のAちゃんに戻るのです。
小さい頃の埋められなかった寂しかった思いがあふれてきて
自分では止められない感情が爆発していきます。
子供の頃に戻らないように未解決の問題と未完了の感情を完了するのがカウンセリングです。
ちなみに誰でも未解決の問題と未完了の感情をもっているので、無意識に幼児期に戻りますよ。
実は、みんな気づいてないんですが、
なんで、あんな事したんだろうや
自分で止められない感情が出てきたとき、
幼児期に戻っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658663017880-mRRWfbIgmf.jpg?width=800)
小さい頃からお父さんのようにお母さんに迷惑をかけないように悲しませないように
色々我慢して努力してきたAさんにとって
「お父さんに、似ちゃったね」
この言葉は、言ってはいけない言葉でした。
続きます・・・
今困っている問題を解決します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?