見出し画像

出馬ノウハウ満載小説

週末や祝日は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2009年7月5日に投稿したブログより。

タイミング的に選挙の時期ですね。

積読本より。

作者名ありきで購入していたので、タイトルからはギャンブル小説かと思っていました。

ある意味物凄いギャンブル小説でしたけど・・・。

アマルフィの原作者ですね。ホワイトアウトでの原作者でもあるから、織田裕二好きなんでしょうか?

何故か映画ドラえもんの脚本なんかも手がけていますね。

さて、本作について。

ダメな上司の失敗を押し付けられ、左遷先で嫌気が差して会社を辞めた主人公。

そんな主人公に声をかけたのは、大学時代の友人で同郷のライバル。

地元から衆院選へ立候補するとのこと。

友人の熱意に巻き込まれ、やがてかつての仲間たちをも巻き込んで、御輿を担ぎ、政治に関心を持たない市民たちに真摯に訴えていきます。

立候補を目指す友人が、じゃっかん清廉潔白すぎはしますが、あまりにも腐敗した現代の政治に対しては、眩しいほどに正しい姿として映ります。

読み応え充分。

選挙のこともよく分かるし、かつての恋物語や、家族の苦悩、また過去の謎解きなど、政治以外の要素もテンコ盛り。

なかなかいいですぞ。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

この記事が参加している募集

#読書感想文

190,514件

嬉しいです。 サポートしていただきまして、ありがとうございます。 こちらからもサポートをさせていただくことで返礼とさせていただきます。 どうぞ宜しくお願い致します。