138. 失敗しても後悔しない。後悔するとしたら、挑戦しなかった時だろう。〜ジェフ・ベゾス〜
みなさんこんにちは。
今回は、Amazon.comの共同創設者でありCEO、取締役会長、社長のジェフ・ベゾスさんの格言について紹介します。
ジェフ・ベゾスとは
1964年にニューメキシコ州に生まれました。
ジェフが生まれた時は母は17歳の高校生で、父はバイクショップのオーナーでした。
小学校4年から6年まではヒューストンのリバー・オークス小学校に通い、
科学に関心を持っており、工作の才能もありました。
高校はマイアミ・バルメット高校に通い、
マクドナルドの朝のシフトで簡単な調理を担当していました。
フロリダ大学で開催された科学の研修プログラムにも参加している。
1982年には卒業生総代を務め、ナショナル・メリット・スカラーシップ、シルバー・ナイト賞を受賞しています。
1986年にはプリンストン大学を卒業し、電気工学と計算機科学で学位を取得しました。
当時は物理学者となることを目指していましたが、
量子力学の偏微分方程式の問題を理解できなかったため、
クラスメイトに代わりに解いてもらい夢を諦めました。
ベゾスはすぐに電気工学とコンピュータサイエンスに専攻を移しました。
1986年にプリンストン大学を卒業した後は、インテル、ベル研究所、アーサー・アンダーセンなどからオファーを受けました。
最初に金融決済システムを手掛けるスタートアップ企業で貿易情報のネットワーク構築に従事しました。
その後開発部門と顧客サービスの責任者に昇進しています。
1988年からは大手金融サービス会社のバンカーす・トラストでプロダクト・マネージャーとなります。
さらに1990年からは新興のヘッジファンドであるD.E.ショーで仕事をし、
30歳の時には同社で4人目のシニア・バイス・プレジデントになり、
当時話題になっていたインターネットについて調査を任されインターネットが急速に普及しつつあることを知り、
インターネットによる物販の可能性に気づきます。
1993年にはオンライン書店を始めることを決め、D.E.ショーを退職し、
ニューヨークからシアトルへの移動中に事業計画を書き上げ、
自宅のガレージでAmazonを起業しました。
両親が300,000ドルの金額を援助し、それをAmazonに投資しました。
初期には投資家の多くにAmazonが潰れる可能性は70%以上あると言っていましたが、
元々のオンライン書店から業務を拡大する計画は立てていました。
創業から3年後に株式を公開し、
当時の記事には事業は上手くいかないと掲載されましたが、
インターネットの成長によりボーダーズやバーンズ・アンド・ノーブルのような巨大な書店チェーンとの競争にも勝てると譲らなかったそうです。
1998年、音楽と映像もオンラインで販売も始め、様々な日用品も取り扱うようになりました。
また、株式公開で得た5,400万ドルを資金として小規模の競合他社も買収しました。
2000年にはITバブル崩壊で株価も113ドルから6ドルに暴落しましたが、
ビジネスモデルが堅実だったために不況を乗り切り電子商取引における大手企業になりました。
2002年にはAmazon・ウェブ・サービスをスタートさせましたが大規模な投資により財政難に陥っており、
物流センターを閉鎖し、全従業員の14%の人を解雇し、
2003年には安定し4億ドルの黒字になりました。
2007年にはAmazonKindleを開始し、
ビデオゲームと同じように読書でも集中してのめり込むような状況を作りたいと思っていました。
2013年にはAmazonは世界最大のオンライン小売企業として認められました。
失敗しても後悔しない。後悔するとしたら、挑戦しなかった時だろう。
後悔するのは失敗ではなく挑戦しなかった時、
つまり結果がどうであれ、チャンスがあった時にそれを手に入れる努力をしていたかどうかが大事だと言っています。
後悔にも様々な状況があると思いますが、
チャレンジせずに成功していたかどうかも分からない状況と、
失敗してもその時の最大のチャレンジをして、失敗からも次はこうしようとか、
こういう時にはこうなると学びを得ることで次にも生かすことができます。
つまり、一回のチャレンジに対して失敗したかと言っているのではなく、
成功に向けて、失敗を何度積み重ねても、望む形になるまで努力を続けるという意志があるから、
このような考えになるのだと思います。
また、チャレンジはいつでもできるわけではなく、
その時のその瞬間にしか来ないというのも経営者として分かっているからだとも思います。
そのチャンスを手にできるかは迷わずそのリスクに飛び込めるかどうかだとも思うので、
そのリスクを背負う覚悟があるか、その覚悟があるからこそ、
一度失敗しても、次のチャンスは経験を活かしてどうにかモノにしてやるという意気込みもあるのだと思います。
最後に
今回は、Amazon.comの共同創設者でありCEO、取締役会長、社長のジェフ・ベゾスさんの格言について紹介して来ました。
インターネットの急速な普及というチャンスを自分のモノにして、
今の会社を辞め、移動の最中に事業計画も書き上げてしまう、
起業した当時は場所がなく自宅のガレージで起業しました。
その時代にとって合うものは何か、
何を提供することで人々が喜びお金を使いたくなるのか、
Kindleもゲームのように読書に没入できるようにと開始されました。
そうやって、人のためにできることをやり続けるということと、
実は極度の倹約家で、服は本社のオフィスにあり、乗っているのも1996年式のホンダアコードだったり、
使うべきところに時間やお金を使っているのも、事業や仲間のためなんだろうなと思います。
僕も仲間や周りの人たちと一緒に決めたことをやり遂げていく未来を作っていくと決めているので、
その決めたことを成し遂げるために時間やお金を使っていき、
チャンスには迷わず食らいついていく貪欲さを持っていこうと思います。
それではまたどこかで。