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エッセイのようなもの

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#在宅ワーク

走れフリーランス主婦

走れフリーランス主婦

先週、事件が起きた。夫が夜に社外の方々との会食があるにもかかわらず、スウェットで会社に行ってしまったのだ。

朝、出勤した夫からLINEが届いた。「今日夕飯いらない。会食だったの忘れてた~服装やばい」。

わたしは衝撃を受ける。ふつう、社外の偉い人たちとの会食という緊張に緊張を重ねるようなシチュエーションが待っていれば、前日からもっとそわそわするものではないか。朝も迷わずスーツを着て、質問や話題を

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連休最終日は必ず絶望していた会社員時代。

連休最終日は必ず絶望していた会社員時代。

ゴールデンウィークが今日で終わる。朝、サラリーマンの夫が「今日はちょっと仕事やる。30分くらいで終わるやつ」と言って、バタバタとパソコンを開きだした。

休日だと言うのに、お疲れ様ですなあ。じゃあその間にnoteを一本書こうと思い、わたしもパソコンを開いた。

記事を書き終えて夫の方を見ると、まだバタバタしている。「うわ~困ったあ」と髪の毛をかいている。どうした夫。

「くっそ~パソコンのログイン

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フリーランス主婦、やらかす。

フリーランス主婦、やらかす。

朝起きたとき、「今日は一日外に出ない」と決めた。寒いし、今日したいことは家で十分できるから。

ニトリの着る毛布を着て、「まるでこたつソックス」を履いて。うん完璧。この間、「フリーランス主婦が日中ずっと家にいるから電気代が高い」と夫にぼやかれてから、わたしは布をまとうことによって、この電気代が高騰する冬を乗り切ろうとしている。

家事をして、もろもろの作業をして、昼前。いけない、今日の夕飯はカレー

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お金持ちだと勘違いされて頭を抱えるフリーランス主婦。

お金持ちだと勘違いされて頭を抱えるフリーランス主婦。

よい歯医者探しは、よい仕事探しと同じくらいむずかしいことなのではないだろうか。

数年前、引っ越しを機に歯医者さんを変えた。当時は不妊治療にお金をかなり費やしていた。年間100万円以上。とほほ。(我が家はごく一般的な家庭でぜんっぜんお金持ちじゃない。わたしは半額の肉に直進するタイプの節約主婦。)

不妊治療というのは、とんでもない金銭感覚のバグを引き起こす。

当たりが入っているかどうかわからない

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夫よ、これからも大いに忘れてくれ。

夫よ、これからも大いに忘れてくれ。

そうだ、酢豚を作ろうと思った。酢豚は結婚して同じ家で暮らしはじめたその夜に、わたしが作った思い出の料理。

しばらく作っていなかった。酢豚はめんどうな料理だとインプットされていたから。だけど今、わたしはひま。簡単なことをめんどうにしてしまおうキャンペーンを開催中の身。今だ。

スーパーで豚肉の見るからにおいしそうなやつと、ピーマン、玉ねぎ、にんじんを買って、ネットでレシピを調べて作った。つやっつや

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