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アダルトビデオ・スタディーズ

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AVについての、論文未満の思いつき
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2018年6月の記事一覧

VR AVでキスすると女優が青鬼みたいに見える現象

VR AVでキスすると女優が青鬼みたいに見える現象

目次
1. VR AVでキスすると女優が青鬼みたいに見える
2. フェイク・ドキュメンタリーの編集技術
3. 結論――「青鬼」の有用性
余談1. 映画『湖中の女』のキスシーン
余談2. ホラーとAVの共通点と相違点

1. VR AVでキスすると女優が青鬼みたいに見えるVR AVの販売が開始したころ、僕は割と冷淡な反応をしていたのだが、今やそれを恥じている。

いつだったか、スマホを取り付けるタイ

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AV的キュビズム、そして不信の停止

AV的キュビズム、そして不信の停止

※2016年2月4日のブログ記事を移転しました

前の記事では、男性向けAVの特徴として「男性主観」を挙げ、かつその主観映像が視聴者に対して一般的な映画と異なる影響を与えているということを指摘した。

ここで「主観映像」とかなり重なりつつも微妙に異なる、「交差する視線」 という概念を提出しておきたい。卒論では、AV女優の視線が視聴者に(AV男優に、ではない!)向けられているように撮る技法、もしくは

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男性向けAVにおける視聴者の同一化――『湖中の女』を補助線に

男性向けAVにおける視聴者の同一化――『湖中の女』を補助線に

※2016年2月2日のブログ記事を移転しました

「主観」に関しては、映画理論や漫画理論に相当な蓄積があるので卒論のために少々参照した。
しかし、調べてゆくうちに私が思ったのは、映画理論をAVに対しそのまま当てはめることは、時に不可能なのではないかということだ。

映画理論家のジャン・ミトリによれば(※1)、「主観的映像」(AVでいうところの「男性/女性主観」)だけでは、視聴者は登場人物に同一化し

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フェルメール、AVの悲哀

フェルメール、AVの悲哀

※2015年9月6日のブログ記事を移転しました

テレビで見た情報だし、数年前の記憶だから本当かどうか定かでないが、瞳に白い星を描きいれると美しく見えるということに初めて気づいたのが、画家のフェルメールらしい。
たしかに、代表作『真珠の耳飾りの女』では、瞳に小さく白い点が打たれている。
耳飾り、唇、そして両眼。真っ暗な背景のに浮かびあがるこの4点の輝きが、我々の目を射抜いて離さない。

最近では、

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藤木TDC『アダルトビデオ革命史』を読んで

藤木TDC『アダルトビデオ革命史』を読んで

※2015年4月4日のブログ記事を移転しました

藤木TDC『アダルトビデオ革命史』(2009,幻冬舎)を読んだ。
機械音痴で録画すらまともにしたことがない僕が不得意な、ハード面の歴史、つまりAVにおける「産業革命」の記述が充実していて嬉しい。

僕の卒論的に興味深く読んだのは、第二章「AVの誕生」と第五章「AVの新しい波」。
第五章は、卒論で重要になるキーワード「ハメ撮り」の、誕生について書か

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