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別に何もしなくてもいいのだ

「何かこれからやりたいことはありますか?」

やりたいこと、、、。

「何か好きなことや趣味はありますか?」

好きなこと、、、趣味、、、。


思いつかない、、、。

周りの人はみんな好きなことに没頭してる。

それぞれ趣味を持っていて楽しそう。

なんなら好きなことを仕事に繋げている人がいたり。


自分が好きなことが分からない。
自分が何をしたいのか分からない。



それが分からなくて悩む。



「好きなことを仕事にしよう!」

とか

「好きなことで、生きていく」

という言葉を最近よく耳にする。

だから、好きなことをしていない自分に焦りを感じてしまっている。



「好きなことがないとダメだ」

「何かやりたいことをしていないとダメだ」

と思っている。



それも、

見栄えが良くて、

世間のイメージが良くて、

人に自慢できて、

なんなら、

それでお金を稼げるような、

それでご飯を食べていけるような。


「そういうものがないとダメだ」
と思い込んでいる自分がいる。


しかし、

「好きなことがない」

「やりたいことがない」

という『状態』があったとしても、

「好きなことがない」

「やりたいことがない」

と『悩む』必要はないんじゃないかと思う。



分からないのであれば、

別に何もしなかったらいいわけで、


「そうかそうか〜今は分からないんだな〜」

とだけ思っておけばいい。


そして、とりあえず今思いつく、
小さなことをやっていればいい。


何か他のことを思いついたら、
そのときはそれをやったらいい。


仕事に関しても同じで、
とりあえずやりたい仕事がないなら
今目の前にある自分ができることを淡々とすればいい。

私も毎日淡々と野菜を洗って切っています(笑)


また、今の時代に

「自分の好きなこと」

「自分のやりたいこと」が

分からない、明確にない。


というのは、ある意味当たり前じゃないかな。




だって「情報」と「選択肢」があまりにも多いから。


人は、ある程度制限のある情報や選択肢の中であれば、そんなに悩んだりすることはないと思うけれど、
今の時代はそうはいかない。


インターネットを通じて、
世界中の情報にアクセスできるわけで、
SNSを開いたらいろんな情報で溢れかえっている。

毎日、自分の頭の中には
知らぬ間にとんでもない量の情報がインプットされている。


実際にできるかどうか、
実際になれるかどうかは別として、



あれもあるし、

これもあるし、

それもあるし、


情報の量と選択肢の量が増えすぎて、


脳は常に飽和状態、軽いパニックを起こしてる。


これだけの情報に触れて生きていて、

「自分の好きなものはこれです!」

「自分がやりたいことはこれです!」


そうやって、明確に言い切れないのは、ある意味当然だと思う。


だから、

「自分の好きなことが分からない」

「自分が何をしたいのかが分からない」

という状態は当たり前。



あなた一人だけが、そういう状態なわけじゃない。


自分の身の回りの人で、

キラキラ輝いて見える人

生き生きと働いている人

何かに没頭している人


そういう人を見ると、

ついつい焦ったり、

今の自分がダメに見えたり

そう感じることもあるかもしれない。


でも、それで自分を責める必要はないの。

やりたいことがないなら、

何もしなくていい。



あなたはあなたが好きなあなたで、相も変わらずに、そこに存在してくれているだけでいい。



特別な人間になろうとしなくたっていい。



特別じゃなくたっていい、
ありきたりな毎日でもいい。


せわしない日々に、目まぐるしく変わる環境に、惑わされないでね。


あなたはあなたらしく、
焦らずゆっくり1歩ずつ歩いていってね。



今はまだどこに行きたいのかもわからなくても、
いつか行きたい場所が見つかった時にたどり着けるように、
自分のペースでゆっくりゆっくり歩いて行こう。

怪我をしないようにね。
疲れたときはペースを落としたり、歩いたり、立ち止まったりしてもいいのさ。






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