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Eiji Nakayama presentsENATONE —エナトーネ— 濤(とう)CD発売記念LIVE中山英二(bass)北沢直子(flute)武田明美(筝) ‘24.Apr.21. at Over The Rainbow IIDA
打ち上げに至って、私は一種安寧な違和感の中にいた。アンコールのあと、皆の前で中山がステージから私を名指して礼を述べてくれたあと、オフステージでおよそ公にしたことのないフォームのピアニストとしての私を高く評価してくださったのだった。私のフリーフォームは「逃げ」だと言って。ただ、私にアーティストとしての凄みがあるとすれば、それはピアニストとしてであるよりも、ライターとして、であると願う。
その時間は
三人十色(さんにんといろ) LIVE内藤哲郎(和太鼓) 小野越郎(津軽三味線) 木村俊介(篠笛) 特別ゲスト 加藤木朗(舞踏・太鼓) at飯田CANVAS ’24. Apr.17
私には木遣りと聞こえる「合唱」を降らせながら、演者4人がすうと舞台に登場してきたとき、私はその圧倒的迫力に、ジャズやクラシックでやるようには書きとめる力を失っていた。複合リズムとどこまでも日本のこころを現す旋律!加藤木の深いヒューモアを含んだ口上!客層も思いのほか若く、加藤木に促されて舞台に参加した観客も若かった。幸せも危険も皆で分かち合うというくすぐりに私も思わず微笑む。そうして朗声・朗音のシャ
もっとみるA NIGHT IN SHICHIRIYA KANO YASUKAZU'S LIVE SHOW m.29.'24.
Yasukazu Kano
and Kazumi Aren performed absolutely stunning Chord
music on the Shinobue at Shichiriya Sabo in Iida, Nagano, Japan
During the performance, I even experimented with a glass of wat
美しい和音の調べ 狩野泰一 篠笛LIVE (共演 愛蓮和美) in 長野県飯田市七里屋茶房 2024.3.29.
その、篠笛とイメージするときに思う音よりもはるかに深く太い音をサブスクで確認しながら、私は水割りのグラスを弄っていた。ジャズでもクラシックでもないレビューを書くときにありがちな戸惑いなのだが、今日はそういった違和ではない、自分のなかの血の問題に沁みこんだ感動を、言葉に異化して定着する行為に苦慮していた。休憩時に狩野が横山門下の尺八の手練れでもあることを確認している。エルヴィンに深い影響を受けたプロ
もっとみるPrincess Clarinet of Iceland
Arunnungur Arnadottir (I was struck at first hearing; some Internet friends told me that this is a very convenient thing these days: my Japanese sensibilities would not allow me to call this charming
もっとみるNormalization and Mounting
The reason why I try to extend the idea of normalization, which is an important perspective for people with disabilities, to "able-bodied people" is that it is no longer a classical statement that "a
もっとみるNormalization of Mine
I know that some people say that I have an old-fashioned habit in my terminology and thoughtful speech. I have heard some people say that I have an old-fashioned habit in my terminology and thoughtful
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