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成功法則その27【呼吸法は大切】

 のんびりリラックスしている時は呼吸なんで意識していないことが多いと思います。故意に意識してみて初めて「あれ、鼻でわずかに吸ったり吐いたりしているな」と気が付く程度です。

 ではストレスを感じた時はどうでしょうか?なかなかこの時に呼吸を意識するのは難しいのですが、呼吸が止まっていることが多いです。止まっているといっても完全に止まっていたら死んでしまいます。

 ストレス時の私の呼吸を実況中継すると。普通に息を吐けることろまで鼻から吐いて、ここで暫く呼吸が止まっています。30秒ぐらいでしょうか。そして我慢ができなく手前で一気に鼻から吸い込んでいます。まるで水泳の息継ぎのようでした。

 一方、私のリラックスしている時の呼吸は、鼻から息をゆっくり吐いて、止まることなく、ゆっくりと吸っています。とてもなめらかで静かです。全く呼吸が止まることがありません。

 ストレスを感じた時に一時的に呼吸が止まることが諸悪の根源だと思います。苦しくなる。腹が立つ。イライラする。緊張する。体が震える。などなど。

 このようなストレスは、仕事中、スポーツ中、何かの会合でスピーチ中、嫌な奴に会った時、苦手な場所などで感じます。そんなとき、呼吸が止まっていると感じたら、直ぐに深呼吸をしてから呼吸を普段のものに戻すと良いと思います。

 しかし、なかなかストレスを感じている時にこのように深呼吸をして呼吸を整えようなどということに気づくのは難しいし、それどころではない心境のことが多いでしょう。

 はやり、スポーツ、ビジネス、学業と同じで、本番中にできるように、普段から(オフシーズンから)練習しておく必要があります。これを修行という人もいます。

 ではどのように練習(修行)すればよいのでしょうか。私の場合は、座禅して瞑想しながら呼吸の訓練をしています。朝起きた時と寝る前にします。
あとは、自宅にいて、暇な時間に考え事をしている中、悩みや不安が頭をよぎった時に座禅をして呼吸を整えるようにしています。するとストレスがなくなり穏やかな気持ちになります。

 このときの体験を本番(業務中、期末試験中)に活かせるとよいです。空手の時に「型」を習いますが、その動きを本番の試合中に活かせるようになるのと同じです。

 では、どんな呼吸法を身につければよいのでしょうか。私は様々な呼吸法を試してみて一つの結論に至りました。それは最終的には我流で良いので、あらゆる呼吸法を試してみて、一番リラックスできるものを選べばよいということです。

 呼吸が必要なものをいろいろとやってみました。水泳(クロール) ランニング ボイストレーニング ピアノ ヨガ 座禅(禅宗) 瞑想(仏教) 空手(息吹)などなど。ヨガの呼吸法は数十種類もありますので代表的なものを数種類試してみました。

 一般的には、呼吸法は、「腹式呼吸」「逆複式呼吸」「胸式呼吸」「完全呼吸」の4つを試してみると良いと思います。リラックスするには副交感神経に効く「腹式呼吸」がよいなどと書物には書かれておりましたが、私の場合は「胸式呼吸」が一番リラックスできました。
 
 「胸式呼吸」は普通に肋骨や鎖骨を外に広げて肺が大きくなることで自然に息を吸うタイプのものです。口で吸ったり鼻で吸ったり、その時の状況(季節)で鼻が詰まっていたり、のどが痛かったりありますので、一番やりやすいのをその都度選べばよいと思いました。

 スタイルも、立ったまま、座禅、あぐら、正座、歩きながら、走りながら、など自分に合っていれば良いと思います。寝ながらでもいいのですが、本当に寝てしまいますので「寝ながら」は練習になりません。

 人によっては「腹式呼吸」がよかったり、「胸式呼吸」と「胸式呼吸」を一緒に行う「完全呼吸」が腑に落ちるなど、ケースバイケースだと思います。

 アニメの鬼滅の刃で「全集中の呼吸」というのが出てきますが、以上の呼吸法であそこまですごいパワーを感じることはできません。しかし、仕事中の緊張が緩和され、プライベートの悩みや不安が和らぐだけで私は充分幸せです。是非とも呼吸法を身につけることをお勧めします。繰り返しになりますが、本番ではなくオフシーズン中に練習(修行)することが重要です。
 





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