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嘘日記

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あいうえおを並べただけです。
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記事一覧

みじかくも美しく燃え

みじかくも美しく燃え

7/1

死にたいくらい憂鬱な、一番嫌いな六月を終えて七月に突入する。
今日も水の中を歩き回っているような天気だった。

ドミロンさんとシーシャに行く。
二人で会う日は、やはり雨だ。薔薇と桃とバニラのシーシャは非常に性的な香りがした。煙越しに見るドミロンさんの肌はぴかぴかで、瞳は自信に満ち溢れ輝いていた。ドミロンナイト2も必ず良いイベントになるだろう。今から楽しみだ。

7/3

白雪さんのステー

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命日

命日

5/19

生花の撮影。
何らかのプロの方と撮影をするのは本当に楽しい。
自分は何の確証も無く、勉強もせず、雰囲気と勢いで生きてきた。その道のプロフェッショナルな人を羨ましい、というよりも憧れている。

5/26

待ちに待ったドミロンナイトの日。
酔っ払って話していた妄想を着実に実現していくドミロンさんの姿が眩しかった。大きな箱を大入りにさせ、最高の演者さん達を集め、スタッフさん達には信用され皆

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花は短命

花は短命

5/1

5/2

仕事の合間に漫画喫茶で「ドロヘドロ」を読む。
現在十二巻。あと十巻あるのが信じられない。読んでも読んでも結末が分からない。

プール開きもする。

5/3

アイドルの方を撮影。
ドレスを着て頂き、公園で撮影をしていたら子供に囲まれていた。プリンセスだと思った。
友人のアイドルの方も来てくれて、三人で賑やかに過ごす。

5/4

アウトドアの日。
廃墟は私の心を掴んで離さない。

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春は霧の中

春は霧の中

4/3
無事に三十五歳の誕生日を迎える。
誕生日なのでシュークリームを二つ食べた。

今日から神戸のカフェバー・ドミロンさんにてベトナム写真展「熱帯のオルフェ」が始まる。

写真集の通信販売はこちら。

4/6

お嬢さんから誕生日プレゼントにお煎餅をもらう。誕生日が同じ日とのこと、些細な事だが嬉しい。
桜を撮りに行く。

4/8

今日からまた岐阜詣で。電車が人との接触事故で遅延しているとのこ

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2023年15月の日記

2023年15月の日記

3/1
友人と飲む。
気がついたら随分と長い付き合いになる。私が17歳程度に知り合っているので、15年。15年・・・?

取り澄ました嘘の日記を書いている自分が嫌になる。

3/2

シャーリーズ・セロンの「モンスター」を観る。
このキャラクターは自分そのものだ!と感情輸入して観ることは滅多にないのだが、アイリーンは私に似ている。観るたびに自分の嫌なところを直視するようで気分が悪くなる。「なんとか

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揺れる瞳

揺れる瞳

2/13

相変わらず最低な気持ちで目が覚める。
このむかつきはおそらく、ミヒャエル・ハネケの作品を観ているせいだ。何故毎晩眠りにつく前にそんなものを観ているのだろうか。
(人の業を鑑賞して自分の方がマシだと思い込みたいから。愚かな行為を馬鹿にしたいから。ハネケの映画に出てくる人物よりは私は徳を積んでいると・・・しかし果たして言い切れるのだろうか。)

写真集「STAYGOLD」が届く。
梱包の段

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綴じる日

綴じる日

2/1

猫のぬいぐるみを膝に乗せながら作業したり、ご飯を食べたりする。

2/2

友人たちと3時間ほどの長電話をする。主に私の愚痴だった気がするので反省をしている。

早く春夏の服を買いに行きたいな。
「aftersun/アフターサン」を観て、夏が恋しくなる。暑くて最低だが、でも開放的な服や音楽は好きだ。今年こそはプールサイドにあるペンチに寝そべり、ジュースみたいなカクテルを飲みたい。

2/

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私の道徳

私の道徳

1/21

なんだか今日は素敵な日だったな。好きな人たちに会えて、胸がいっぱい。
縄会に行ったけれど縄の写真は一枚も撮る事なく楽しく過ごした。

1/22

ドミロンさんと出かける。
部屋をピンクにしてキラキラのサングラスをかけて「パーティーみたい・・・」と盛り上がったりする。

ここ数日また寝付けなくなる。
例えば23時に寝ようと布団に入っても、寝付くのは26時になる。では25時に布団に入ればい

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SWEETHOME

SWEETHOME

昨年の伽十心くんのグループ展「cacement13 vol.2」について書こうと思っていた。なんだか辛くて書き逃していた。

一年前になる。私は離婚した。
心身ともに疲弊、むしろほぼ死んでいた。
それでも身体動かし、仕事をして、食事を摂り、眠った。

離婚はともかく引っ越したことは後悔していた。一人暮らしは心細く、楽しみは何も無かった。

私たちは、都会の中心で比較的広く家賃が安く、変わった部屋に

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感情教育

感情教育

1/1

実家に行く。
相変わらず両親との距離感が掴めないまま、お互いに探り探りな関係。しかしそういうやり取りも含めて心が安らぎ、居心地よく過ごす。
弟夫婦や従兄弟も来て、私は思う存分すき焼きを焼き続けた。焼き奉行を発揮できるので嬉しい。

そして地震が起きた。
私は弟たちと実家を抜け出し近所を散歩していた。コンビニに入り会計を済ませ、駐車場に出たところだった。
みんなのスマホからアラートが鳴って

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祈りのようなもの

祈りのようなもの

12/21

Twitterがバグって少しの間投稿が見れなくなる。このまま消滅してしまえばいい、と思ってしまいました。なんでかな。

12/22

女の子と観劇。今回は人形劇。
帰り道は雪が降ってきた。

12/23

クリスマスのお泊まり会へ。

12/24

教会のクリスマスミサへ。
撮影係として呼んでもらう。知らない人たちに混じって讃美歌をうたったり、蝋燭の灯りの中でお祈りをしたりもする。心

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私の可愛い亡霊

私の可愛い亡霊

:::

江國香織さんの「いつか記憶からこぼれおちるとしても」が好きだ。
あの女の子たちも、意外と平凡な大人になっているのだろう。たまに現れる狂気や自分の残酷な一面を懐かしく思いながら生活しているのかな。
中学の図書館で見つけて読み、すぐに自分で購入した。初めて読む江國香織さんの作品だったと思う。実家の自室で、何度も読み返した。中学生だった私は高校生のおねえさんたちの生活を盗み見しているようで、眩

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小さな願い

小さな願い

使い古された言葉だが「映え」とはなんだろうか?
素敵なものを素敵に撮ること。
然るべき対象を見つけ、適切な方法で撮影をする。純粋に技術の問題だ。つまり「映え」を見つけることは、少し訓練すれば難しいことではない。
そして「映え」は日々消費されていく。これは悪いことではない。現代のSNSの速度に特化した表現形態であるからだ。

しかし私の写真の特徴は、粛々と一つの対象に向き合い続ける中で発見される美し

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美しい日々

美しい日々

10/14

一日中外で遊ぶ日。
ラブホで写真の撮りあいっこをしたり、公園でピクニックをする。
友人たちがビニールシートの上でお菓子を食べたりバトミントンに興じているのを見て愛おしい気持ちになる。

10/15
女性のバスの運転手さんを初めて見る。
小児の頃に見ていたらバスの運転手さんを目指していたかもしれない。
小雨が降っており肌寒い朝だが、爽やかな気持ちで一日を始められそう。

10/:::

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