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2023年15月の日記
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友人と飲む。
気がついたら随分と長い付き合いになる。私が17歳程度に知り合っているので、15年。15年・・・?
取り澄ました嘘の日記を書いている自分が嫌になる。
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シャーリーズ・セロンの「モンスター」を観る。
このキャラクターは自分そのものだ!と感情輸入して観ることは滅多にないのだが、アイリーンは私に似ている。観るたびに自分の嫌なところを直視するようで気分が悪くなる。「なんとかなるよ、ハハハ」と笑いながら、もう全く取り返しの付かない状況にいる。
(他に似ているキャラクターは「ゼロの未来」のコーエン。)
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「ソフト/クワイエット」を観る
ドミロンさんとおでかけ。ドミロンさんと会う時は天気が良く無いことが多い。
その分、街には人が少ないし、のんびり過ごせる。
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初めて会ったのは2008年だ。私は19歳だった。
この頃知り合ったカメラマンたちに私は救ってもらっている。
楽しいところに連れて行ってくれるとか、可愛く撮ってくれる、とかではない。カメラマンとモデルとして知り合い、時間をかけて仲良くなる。その過程で、撮る写真も変化していった。親密でないと出せない雰囲気や阿吽の呼吸で撮影が進んでいく楽しみを初めて知った。
そして今、私はそれが出来ているのだろうか。出来ているとはとても思えないが、そうなれる努力は出来るはずだ。
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「ロード・オブ・ザ・リング」ならアラゴルン、「ウォーキング・デッド」ならダリル、「ルパン三世」なら次元大介が好き。自分の好みが一貫していて気持ちが良い。
(現実世界では背が高い185センチくらい、専門性が高い、高重量を扱える、の3高でお願いします!)
〜〜
格好をつけるのは簡単で多くの人はキザに生きる為に血骨を費やしている。
バツイチ腕傷だらけ中卒履歴書に書く事無し生活に著しい制限を受けている視力の悪い私は、つける格好なんてそもそも持ち合わせていない。
それならと今から装備出来る物ではなく、そして生まれついてのエレガントさ等も無く、格好の良い人たちをただただ羨んでいる。(スカした顔してツカツカ生きやがって!くそー死ぬ程羨ましい!)しかし努力をする根性も持ち合わせて居ないのだった。
こうなったら徹底的に手ぶらで生きていくしかない。格好をつけなくなってからが本番だとも言うし。(これは私が『そうだと良いなあ』と思いながら言い訳のように言いふらしているだけ。)
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〜〜
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元夫の誕生日なのであさくまに行く。
周りのテーブルには同年代の夫婦が子供を連れて座っており、神妙な気持ちになる。
私は自分が子供を産んで育てるという想像が全く出来ない。出産も子育ても向いていないだろう。友人の赤子をたまに可愛がるのは楽しいが。子供を作るという選択肢が無い。おそらくこれからも変わらない。
怖くなったのでデザートのティラミスをおかわりした。
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弟とお茶をする。
体を拭くタオルはパリパリかりかりに乾いている方が良い、との意見が一致した。
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縄の練習をする。
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目が覚めた時から、無性にチョコレートが食べたくなる。
私は甘いものが好きで、特に和菓子を好んで食べている。洋菓子を自ら買うことはほとんど無いのだが、本当に珍しく買ってみた。
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雨が上がったので自転車で出かける。
名古屋は特に何もない街だが、私は好きだ。ずっと暮らしている街なのでそこかしこに思い出がある。
名古屋駅に向かって自転車で走るのが好きだ。大きな目標に向かって漕いでいくのは気持ちが良い。
駅ビルの中もうろつく。
比較的新品で洗濯はしてあるとはいえ、部屋着のような格好で来てしまった。でも私のことなど誰も見ていないだろう。駅ビルの浮き足だった雰囲気には合っていないが気持ちは落ち着いた。
気がついたらもう20年近く、この辺りを自転車でうろついていることになる。自転車は何台も買い替えた。
まだこれからもここに住むのだろう。遠くに行ってしまった友人たちのことを考えると寂しくなった。
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長らく放置していたフィルムの整理を始める。一番古い、自分が意図して撮った写真は中学時代まで遡る。写るんですや実家にあったフィルムカメラで友人や家族を撮っていた。
引っ越しをする際に年代別に分けたり、収納する箱を揃えたりはしていた。狭い押し入れの中を占領しているため、いずれはやらなければと常々思っては居た。
やると決めたからにはやるのだが、何せ量が多すぎる。指紋をすり減らしながらせっせと整頓をしている。
懐かしいと思うには私はまだ若過ぎる。ただ、もう2度とこういう写真は撮れないのだ。何もかもが思い出になっていく。
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屋外で撮影。
この予定を立てた時には桜は既に咲いているはずだったが、広い公園内でも3本程度しか咲いていなかった。
それでもお嬢さんと散歩したり、屋台のたこ焼きとクレープを食べたりしながら写真を撮るのは最高に楽しかった。毎日こうやって生きていけるなんて、私は幸せだ。
夜は整体に行く。
心身ともに不調がでる前に整えておく。有難いことに4月も予定がたくさん入っている。体調だけは気をつけて、後は思うまま生きようと決めた。
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生き恥を晒して生きているが、哀れまれるのはごめんだ。
週末は女の子が我が家に来てくれるので、寝具を洗った。
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本当に欲しい物なんて全然無くて、寝る場所とご飯があれば良くてそれで満足なはずなのに。卑しいという俗物というか、もっと欲しい、貰えるのなら何でも欲しい。そんな自分が嫌いだ。
人のことを好きだとか信用しているとか言うくせに、全く思っていない。その場だけ良い感じになれればそれで済むから。いい人だと思われたいから。
上っ面なことが周りにもバレてきて大慌てで格好つけているんだけど、でもそれも見透かされているよね。
嘘ついたり謝ったり泣いたり、忙しいよ。そしてどんなに怒っても伝わらない。その原因は私がへらへらして、優しい人に見えるように取り繕ってばかりいるからだよね。良くないことだとは分かっているつもりなんだよ。
悲しい。何で悲しいのかな?こういう私の事でも良いと言ってくれている人も居る。それだけで充分足りてるはずなのに。
もっと欲しい、たくさんの人から愛されたいと思ってる。だから足りなくて悲しい。嘘、愛されるべきだと思ってる。私の評価が低過ぎると怒っている。怒るのは苦手だから悲しんでいるふりをしている、その方が簡単だし可哀想に見えるから。
どこか遠くに行きたい。あなたははもう充分頑張ったって言ってほしい。でもそんなこと出来やしない。俗物でへらへらしていて、皆んなから好かれたい、でも誰のことも大切に出来ていないからどこにも行けない。どこに行っても同じだから。
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このまま生きていけば親の方が確実に早く死ぬ、そして私が想像しているよりもずっと早いのかもしれない。両親に関しては大好きだったり憎んだり忙しいのだが、私たち子供の事を一番に愛してくれているのは間違いが無い。
そんな人達が死ぬ事について全く考えたくは無いのだが、近からず遠からず来るのだ。
両親だけではない。兄弟や親戚、友人たち、たまに少しだけ会話をする、でも顔馴染みのたくさんの人たち、そしてその人たちに関わる私の知らない全ての人たち。皆んないつか死ぬ。好きな人が死ぬってどんな感情なのだろうか。何度も経験しているのに未だに分からない。知り得る必要もない。一緒分からないままで良い。その度に悩めば良いのだ。それは弔いにもなるだろう。
今年度もたくさんの訃報が届いた。私が届ける訃報もあった。
死を意識する余り、自分を愛し今を生きるしかないと強く感じる。
「お前は誰の事も信用していない」と言われた。激しい言葉だが、最も的確だと思った。そして信用していないとはつまり愛していないのだろうか。私の中ではそうだ。
自分自身のことを愛しているとも思えない。人の事を信用出来ない自分を愛する事も出来ない。自分のことも信用していないのだから。
こんな事ばかり考えるのも疲れた。
でもやるしか無いのだ。こんなに疲弊しているのだから今日一瞬でも楽にしてくれ。しかしそんな安息で心から安らげるわけがない。自分を楽にするには徹底的に向き合ったり、話したり、考えたりするしかない。
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開けた窓から春の香りがする。
春の香りというのは、冬より湿って重たく、土とコンクリート、色付き始めている草葉、既に芽吹いている花木、夏を予感させる苦しみと期待が混じり合っている。特に夜中に香りを強く感じる。
新しい季節が始まる予感は私を浮つかせる。いつだって次の季節が待ち遠しい。冬には春を、春には夏を。いや、夏だけは嫌いだ。夏は良くない。何といっても暑過ぎる。服装も軽薄にならざるを得ない。暑いので薄着でうろうろし、暑いので頭がおかしくなり、ちょっといいなと思っている相手とデート等をしてみたくなる。一夏の恋だなんていう都合の良い文言まで用意されている。
そういえばこの前友人と「お家デート」等というふざけた行為の名称について話した。それってつまり、自宅に篭ってエッチな事をしまくっているだけじゃん・・・。え?違う?Netflixを流し見ながらお互いそれぞれスマホをいじったり、無言で読書したり、得意料理を披露したり、もしくはUber eatsしたり、あとは、何をしているんだ・・・?本当にそんな事をしているだけなのか?しないのか?エッチな事・・・。(しているならどんな事をして過ごしているのか教えてください。私は俗物なのでお家デート=エッチな事をして過ごす、です。エッチな事というのは、泣いたり笑ったり、前戯として喧嘩をしたり、食べるところをジッと見たり、そういう事も含まれます。)
なので夏はお家デートをして過ごすしかない。エアコンをガンガンに効かせ、寒いから布団に包まって、fire stickを半径50cm以内に置き、スマホは電源を切り、冷蔵庫には簡単に食べる事が出来る食べ物を入れ、ベッドの横には常温の水。
今年の夏はお家でエッチに過ごしたい。
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昼からは鶴舞公園で女の子達とワインを飲む。
久しぶりにしたたかに酔っ払う。
泥酔中の私は友人にこのようなLINEを送っていた。
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女の子達の手から元夫に引き渡される。
帰宅してからはびーびーと泣き、小ゲロを吐き、延々と謝り続け、それなのにしっかりと入浴し髪を乾かした。
久しぶりに日付が変わる前に就寝した。
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今日で今年度が終わると思うと清々する。
2023年は12/31に終わり、1/1から2024年が始まっているはずだ。
でも私は2023年の15月を生きているような感覚でいる。何故だろうと考えたが分からない。
ここ数日の日差しの強さにすっかりやられている。
強い光、強い日差しが目に入るとすぐに頭が痛くなる。熱中症の一つだと思っている。この頭痛は数日続く。
しかし、明日からは4月だ。よく分からない答えを探すより、4月が来ると喜んだ方が良い。
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