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二輪レースを感動ポルノに
もともと感動屋の泣き虫なので、映画でもテレビ番組でも何でもかんでもよく泣く。というわけで、北京五輪もとにかく泣いた。
誰かがメダルを獲っちゃ泣き、獲らなきゃ泣き、という具合で、つまり常時泣きまくりだ。五輪そのものについては複雑な思いや考えがあるけれど、スポーツという行為自体は本当に素晴らしいと思う。
報道の仕方など「感動ポルノ」などと揶揄されることも多々ある。安っぽい、という意味合いで使われる
大人になったノリック
日本グランプリは、阿部典史のためにある。'94年には、鈴鹿サーキットで劇的なGPデビューを果たした。そして歓喜の涙でぐしゃぐしゃになった'96年の優勝。ファンも、そして阿部自身も、あのレースの再現に期待しているのだ。……もっともそれは、阿部がまだあの1勝しか挙げていないことを際立たせるのだが。
'98年の日本グランプリは、阿部(Yamaha Team Rainey)にとって散々なレースになっ
「人体の衝撃耐性」と「バイクに乗ること」
交通事故関連の学術論文をいくつか拾い読みしていて知ったのだが、どうやら「55歳を過ぎると人体の衝撃耐性はひときわ低下する」というのが定説らしい。交通事故によって同じような外傷を負っても、55歳未満より55歳以上の方が重篤化しやすい、というのだ。
「年齢を重ねるにつれて、人体は衝撃に弱くなる」とは、いかにも想像しやすい話だ。年を取れば外郭である筋力が落ちていき、柱である骨が脆くなるのだから、当た