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スペイン巡礼 フランス人の道 DAY-1 サン・ジャン・ピエ・ド・ポー→オリソン 7.7km
すすめ!めおとへんろ~カミさんのへんろ日記~
文中のⓉはわたし、Ⓨはカミさんです。
2023.9.7(木)
ほんとにいよいよ!である。今日からサンティアゴデコンポステーラに向かって歩きはじめる。
ホテルの玄関前で意気込みを動画撮影。すでに感動して泣けてきた。
8:00 快晴の冷んやりとした空気の中、出発。スペイン門を潜り巡礼路の第一歩を踏み出す。パン屋さんでクロワッサン、チョコとレーズンのパンを買う。
学校の前を通り、アスファルトの道をぐんぐん登る。牧草地、牧草地、牧草地。牛さん、羊さんが悠々と草を喰んでいる。民家がぽつんぽつんと点在し、安野光雅さんの世界だなあと思う。雄大な風景に心踊りまくる。
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なだらかでワイド
ブエンカミーノと声かけられる。ニュージーランドからのおばちゃんは日本が大好きで、日本のいいところをいっぱい話してくれる。なんかうれしいな。英語、フランス語、スペイン語…いろいろな言葉が聞こえる。世界中から歩きに来てるんだなー。
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夜間は防犯のために
クローズするようだ
アスファルト終わって土の道になってもずっと急坂続く。1泊目オリソンまでにしておいてよかったな・・・。茶色い、うんちみたいな虫、発見。何て名前? 給水所の水はやわらかくおいしい。Ⓣは登り坂をいいペースでがんがん歩く。Ⓨは心拍数上がらないペースでゆっくりと。
11:00オリソンとうちゃこ。今日はここまでー!早々に check in。
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風のよく通るテラスでパンとFresh Orange juiceで、朝ごはん?昼ごはん?
Ⓣが「大好物一!!」と 言ってた。
部屋に入り、シャワー、洗たく。部屋は6人の相部屋。台湾人ご夫婦、カミーノ2回目のアメリカ人母娘とご一緒です。物干し場はアルベルゲの裏手にある。午後の日差し強くよく乾きそうだ。
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建物裏手に物干し場
シャワーはチェックインの時にもらったコインでお湯が出る。5分で止まる方式。
時間たっぷりあり、ビール飲みながら テラスで日記かいてまーす! Ⓣは絵をかいてまーす! 最高でーす!!! ビール一杯で眠くなりお昼寝。
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スケッチブックを2冊買っていったが
結局描いたのはこれっきりだった…(^^;)
18:30 夕食タイム、Ⓣと別のテーブルになり、それぞれ hard timeを過ごす。why camino?の自己紹介でⓉは笑いをとる。
いきなり初日にコミュニティディナー。私の周囲は、オーストラリア、ブラジル、イギリスなどの若い女子ばかり。みんな英語でベラベラ楽しそうに話をしているが、リスニング力・スピーキング力不足のわたしは、話の輪の中になかなか入れず、非常に気まずい思いをした。
またその後、全員持ち回り(60人くらい)で各自、自己紹介。ここに来た理由を言わなくてはならない、という洗礼が待ち受けていた。
みんな、口々に「ここに来るのが夢だった!うれしいー!イェーイ!」「もう何回も来てるわ。健康のためよ。こう見えても70歳でーす!」的なことを(たぶん)言っていたと思う。
そして、われわれの番が回ってくる…。
「Why Camino?(あんたらはなんでスペイン巡礼に来たん?)」
カミさん 「Because I just like walking!(ただ歩くのが好きやからですー!)」
わたし 「Because my wife hoped so.(カミさんが来たい言うたからですわ)」
これで、全員の笑いが取れ、場が和んだところで、「And this year is our 30th wedding anniversary. (実は今年、結婚30周年ですねん。)」と畳みかけると、全員から祝福の拍手をいただき、事なきを得る。
英語のスピーチは勘弁してほしい…。
Ⓣ
食事はスープ、ポーク、豆、デザート、おいしかった。
明日はピレネー越えだよ。
(続く)
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