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しろくま
2024年3月4日 13:40
久しぶりに散歩に出かけた。少しだけ歩くつもりが、時計を見ると2時間も経っていて驚いた。昨年の12月ごろからずっと、散歩に行きたいと思っていた。お風呂に入れなかったり、体調が悪かったり、昼夜逆転していたりして、なかなか実現できなかったことだ。玄関の扉を開けて、通院とは違う道を行く。太陽の光が暖かい。父と一緒に、ゆっくりゆっくり、周りを観察しながら歩いた。フキノトウがかなり伸びていた
2024年3月17日 01:04
6月に死のうと決めた。高校生の母は、持病のため修学旅行で鳥取砂丘に行けず、誰もいないフロアの、誰もいない教室で1人自習をしていたという。うつ病になって一年目だったか。母がそう語るのを、私は布団の中で聞いていた。その時から、ずっと、母に鳥取砂丘を見せてあげることが夢だった。叶うかも分からない夢。明日自殺をしないなんて、どんなことをしても約束できない私。しかし、ビー玉越しに見る世界のような
2024年3月18日 20:28
今日の晩ご飯は、カルボナーラパスタだった。私の好きな料理。家族と集まって食べるのが嫌で、姉妹が仕事から帰ってくる前に、一人で先に食べ始めた。家族の団欒に、私なんかが入ってはいけないと思った。食べ始めたカルボナーラ。おいしいのかおいしくないのか、分からなかった。いつもと同じ味のはずなのに。だんだん、なんで価値のない私がこんなに良いものを食べているのか、疑問に思い始めた。気持ちがザワザワし
2024年3月31日 07:29
腕を引っ掻いて自傷した後、包丁が出しっぱなしになっているのを見つけた。もう全てがどうでも良くて、包丁を持って腹に押し当てた。死ぬつもりで力を入れたのに、少しも傷がつかなかった。見ると、刃こぼれしていた。ひどい鈍だった。その後も腕を切ろうとしてみたが、上手くいかなかった。でも、包丁を強く握っていると、心が落ち着いた。自分で死ぬことができる安心感。包丁で腹を切ろうとしている時は、緊張と