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希死念慮カルボナーラ


今日の晩ご飯は、カルボナーラパスタだった。私の好きな料理。


家族と集まって食べるのが嫌で、姉妹が仕事から帰ってくる前に、一人で先に食べ始めた。家族の団欒に、私なんかが入ってはいけないと思った。

食べ始めたカルボナーラ。おいしいのかおいしくないのか、分からなかった。いつもと同じ味のはずなのに。
だんだん、なんで価値のない私がこんなに良いものを食べているのか、疑問に思い始めた。
気持ちがザワザワして、フォークを皿に何度も突き立てる。

もうこれ以上は食べられない。

そう思って、半分以上残ったパスタを、ゴミ箱にそのまま捨てた。


私なんか死んでしまえば良い。早く死ね。殺してほしい。ご飯を粗末にした。ダメなやつだ。最低だ。死にたいという慟哭は、抱きしめてくれた母の肩に吸い込まれていった。


贅沢なことを言うが、死ぬ時は一瞬だといい。
そして、その後の遺体はできるだけ粗雑に扱ってほしい。なんならバラバラに解体して、内臓も取り出して、すべてゴミ箱に捨ててほしい。

私が今日、カルボナーラパスタにしたことと同じように。

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