【読書】 『魔球』 東野圭吾(著) 講談社文庫
『魔球』
東野圭吾(著)
講談社文庫
あらすじ
9回裏2死満塁、春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた!すべてはこの1球に込められていた……捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。高校生活最後の暗転と永遠の純情を描いた青春推理。
書名:『学生街の殺人』
著者名 :東野 圭吾
発売日:1991年06月04日
価格:定価 726円(本体660円)
ISBN:978-4-06-184931-0
判型:A6
ページ数:326ページ
出版社:講談社(講談社文庫)
講談社HPより引用
東野圭吾さんの作品としては6作目、講談社文庫としては4作目の本書『魔球』。
本作は『巨人・大鵬・卵焼き』そんな時代の物語。
携帯電話なんてない、自宅に電話機のない家庭は公衆電話を利用していた時代だ。
ただ、当時も今も、どこで産まれ、どんなところで育つか、其れによって人生を左右されることには変わりはない。昨今は、親ガチャという呼称がうまれたが、そんな言葉が発生する前から努力では埋められないものがあった。
そんな切なく悲しい物語でした。