そんな態度じゃ伝わらないよ

コミュニケーションには、声掛けや説明など、言葉で直接伝える「バーバルコミュニケーション」と、非言語による「ノンバーバルコミュニケーション」の２種類があります。ノンバーバルコミュニケーションは、ジェスチャーや表情、姿勢、目線、身振り、声のトーン、服装などが含まれます。

これらの要素は、言葉以上に多くの情報を伝えることができ、コミュケーションの質を大きく左右します。今回はノンバーバルコミュニケーションについて一緒に考えてみたいと思います。

ノンバーバルコミュニケーションの種類

・表情
顔の表情は感情をダイレクトに伝えます。笑顔は喜びや親しみを表し、眉間にシワを寄せることで怒りや困惑を表現します。

・ジェスチャー
手や腕の動きは、話している内容を協調したり、補足したりするのに役に立ちます。例えば、親指を立てるジェスチャーは「グット👍」の意味を持ちます。

・姿勢
体の姿勢は、自信や緊張、興味の度合いを示します。例えば、背筋を伸ばして座ることは、自信や積極性を表します。

・目線
目の動きや視線の方向は、注意や興味、誠実さを伝えます。目を合わせることは、相手に対する関心や信頼を示す一方、目を逸らすことは不安や嘘を表すことがあります。

・声のトーン
声の高さや速さ、音量は、感情や意図を伝えるのに重要です。柔らかい声は安心感を与え、強い声は確信や怒りを示します。

・服装や外見
衣服の身だしなみは、自己表現の一部です。職場ではスーツを着ることでプロフェッショナルさを示し、カジュアルな服装はリラックスした雰囲気を作り出します。

ノンバーバルコミュニケーションの重要性

ノンバーバルコミュニケーションは、以下のような理由でとても重要です。

・感情の伝達
言葉だけでは伝えきれない感情を補います。例えば、悲しそうな表情で「大丈夫」と言っても、相手は「本当は大丈夫ではない」ことを感じ取ります。

・信頼構築
一貫性のあるノンバーバル・シグナルは信頼を築きます。逆に言葉とノンバーバル・シグナルが矛盾する場合は、相手に不信感を抱かせることがあります。

※ノンバーバル・シグナルとは？
　非言語のメッセージのことです。私たちは体全体から、このノンバーバル・シグナルを発してるわけですが、体の各部位の中で最もそのシグナルの信憑性が高い部分が、足と脚と言われています

・文化の違いを超える
言葉の壁を超えてコミュニケーションが取れるため、異文化間の交流において非常に有効と言われています。例えば、笑顔はほとんどの文化で好意的なシグナルと認識されています。

ノンバーバルコミュニケーションの活用方法

・意識を高める
自分のノンバーバル・シグナルに意識を向け、相手にどのように伝わっているかを考えましょう。自分の姿勢や表情を意識することで、より良い印象を与えることができます。

・観察力を養う
相手のノンバーバル・シグナルを注意深く観察し、相手の感情や反応を読み取る練習をしましょう。これにより、より深いコミュニケーションが可能になります。

・一貫性を保つ
言葉とノンバーバル・シグナルが一致するよう心掛けましょう。一貫性があると、メッセージがより強く、信頼性も高まります。

まとめ

ノンバーバルコミュニケーションは、スポーツの指導場面やビジネスシーン、日常生活において非常に重要な役割を果たします。

自分のノンバーバル・シグナルに意識を向け、相手のシグナルを理解することで、より効果的で信頼性のあるコミュニケーションを実現しましょう。

最後まで読んで下さりありがとうございます。次回もお楽しみに！